先日、ジェノアからACミランへ移籍したポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクが、復活を目指す名門の新エースに名乗りを上げた。
29日に行われたコッパ・イタリアの準々決勝で、強豪ナポリと対戦したミラン。この試合でピョンテクは移籍後初スタメンを飾ると、圧巻のパフォーマンスを披露した。11分、ロングボールに反応して相手DFの裏へ抜け出すと、ペナルティエリア内に侵入しGKと1対1に。これを落ち着いて流し込み、移籍後初ゴールをゲットした。さらに27分、再びロングボールからペナルティエリア左内に侵入すると、カリドゥ・クリバリをかわして内側に切り込み、素早く右足を振り抜いた。これが右サイドネットに突き刺さり、2ゴールを挙げた。その後、このリードをきっちりと守ったミランが、ナポリを2-0で撃破している。
試合後、クラブの公式チャンネル『Milan TV』のインタビューに応じたピョンテクは「僕はこんな夜を期待していたんだ。準備はできていると言っただろう。ただ、これは単なるスタートにすぎないよ」とコメント。さらにゴールについて「両方とも素晴らしいゴールだった。試合前、高いボールやロングボールが欲しいと、ラクサールやボリーニに伝えていたんだ。2点目のゴールもクリバリが相手だったけど、うまくやれたね」と明かしている。
今季、セリエAで得点王争いを繰り広げ、大ブレイク中のピョンテク。「レヴァンドフスキ2世」との呼び声も高いが、この調子でミランを飛躍させることができるのか。