3年目DeNAパットン来日 「日本一へ」フル稼働目指す

 横浜DeNAベイスターズで3年目を迎えるスペンサー・パットン投手(30)が30日、母国アメリカから来日した。過去2シーズンで計120試合に登板した頼れるセットアッパーは「しっかりとチームを助けて、日本一になりたい」と今季もフル稼働を誓った。

 オフは趣味の狩猟や魚釣りで英気を養った。「人間以外はなんでも狩るよ」と地元シカゴの平野部で鹿や野鳥などを仕留めてきたという。心身ともにリフレッシュし、「外でボールを投げたり、太陽の下で走ったりするのが楽しみ」と2月1日のキャンプインが待ちきれない様子だ。

 昨季は58試合に登板し、防御率2.57、5勝1敗33ホールドの好成績でブルペンを支えた。シーズン後には米球界復帰も示唆していたが、新たに2年契約を結び、今季もベイスターズの一員として戦うことになった。「ベイスターズのチームメート、横浜という町も大好き。自分の家族も横浜が大好きなので、また契約できてうれしいよ」と納得の決断だった。

 今季もリードする展開で守護神・山崎へとつなぐ重要な任務が求めれる。「何かを変えようとか、違うことをしようとは思っていない。同じような役割でチームに貢献できれば」とフォア・ザ・チームを貫く。

来日したパットン=羽田空港

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