【プレミアリーグ】冬の移籍マーケット締め切り間近!最終日に加入したスタープレイヤー5選

層の薄いポジションの補強や更なる戦力アップに向けて、各クラブが獲得に動きだす冬の移籍マーケット。今年も最終日となる1月31日を迎えたが、過去プレミアリーグでは驚くような移籍劇がいくつも誕生している。そこで、その中でも特に印象深かった事例を5つ厳選した。

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Case1. フェルナンド・トーレス(リバプール→チェルシー)
リバプール加入初シーズンから頭角を現し、絶対的エースに成長したフェルナンド・トーレス。数年に渡ってチームの象徴であり続ける選手と思われたが、2010-11シーズンの冬の移籍市場で、5000万ポンド(約76億円)という驚愕の移籍金でチェルシーに加入した。当時チェルシーのクラブ史上最高額での移籍劇にリバプールファンは怒り狂う騒動となったが、チェルシーでの信じられないくらいの不調で、その怨恨の炎は徐々に鎮火していった。

2011年に禁断の移籍を果たしたトーレス

Case2. ルイス・スアレス&アンディ・キャロル(アヤックス&ニューカッスル・ユナイテッド→リバプール)
F・トーレスの退団により、鳴り物入りでリバプールに加入したのがルイス・スアレスとアンディ・キャロルだ。期待値で言えばキャロルの方が高く、スアレスの移籍金2300万ポンド(約32億円)に対しキャロルは3500万ポンド(約50億円)という大型契約に。ただ、当時リバプールの主将スティーブン・ジェラードとコンビを組んだのはスアレスで、2013-14シーズンにはリーグ31ゴールを叩き出した。

同じタイミングで加入したスアレス&キャロル

Case3. ピエール=エメリク・オーバメヤン(ボルシア・ドルトムント→アーセナル)
アーセン・ヴェンゲル前監督がアーセナル勇退前に行った最後の大仕事といえば、2018年1月31日に締結させたピエール=エメリク・オーバメヤンとの契約だ。ボルシア・ドルトムントに支払った移籍金は6000万ポンド(約84億円)と、倹約家のヴェンゲル前監督にしては破格の金額であったが、その実力はロンドンでも証明され、今季はリーグ得点ランク2位の15ゴールを決めている。

アーセナルサポーターに衝撃を与えたオーバメヤンの加入

Case4. ダビド・ルイス(ベンフィカ→チェルシー)
ヨーロッパでも珍しい二度の同クラブへ完全移籍を果たしたのがダビド・ルイスだ。2011年1月31日にベンフィカからチェルシーに加入すると、UEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ優勝に貢献。2014-15シーズンにはジョゼ・モウリーニョ監督に冷遇されパリ・サンジェルマンに移籍したものの、2016年夏にアントニオ・コンテ監督の熱烈な勧誘を受け、再びチェルシーに加入した。

ダビド・ルイスはチェルシーに二度加入した数少ない選手

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By the way… デイビッド・ベッカム(LAギャラクシー→パリ・サンジェルマン)
マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなど、数々のビッグクラブで成功を収めてきたデイビッド・ベッカムがキャリア最後に選んだのが、フランスのパリ・サンジェルマンだった。2013年1月31日に移籍すると、そのシーズンにリーグ・アン優勝を達成。半年で公式戦14試合に出場してPSGの殿堂入りを果たしたのに加え、当時受け取る予定だった給料全てをチャリティーに寄付する意向を示したことで話題となった。

PSGで受け取る給料は全てチャリティーに寄付したことで話題となった

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