「生活費のため」大麻草栽培 月60万円売り上げも 県警逮捕

 自宅で大麻草を栽培したとして、神奈川県警薬物銃器対策課と山手署は31日、大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで、厚木市下荻野の無職の男(32)を現行犯逮捕した。調べに対し、容疑を認め「栽培した大麻は自分で吸ったり、売ったりしていた。月60万~80万円の売り上げがあった」などと供述している。

 逮捕容疑は、1月30日、自宅で営利目的で大麻草71本を栽培した、としている。県警が同日、自宅を家宅捜索し、大麻草のほか、乾燥大麻約250グラム(末端価格約150万円相当)、栽培に使ったとみられるライトや肥料などを押収した。

 県警によると、同容疑者は1人暮らしで、「2017年11月ごろから自宅で栽培を始めた。生活費を稼ぐためにやっていた」とも供述。県警は栽培を始めた経緯や販売ルートなどの捜査を進める。

県警が押収した大麻草や栽培道具

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