「全力を尽くしてアジア・カップを持って帰ってきてほしい」-。カタールとの決勝を前に、51歳のFW三浦知良=J2横浜FC=が日本イレブンに力強いエールを送った。
三浦はグアムでの自主トレーニングから帰国後、準決勝のイラン戦をテレビ観戦したといい、「一番いい内容だったと思う。吉田や長友らリーダーがいる安心感があって、若手が思いきりやれていた」と話す。
自身は日本が初優勝した1992年大会のエースでMVPにも輝いた。「僕らはグループリーグ最後のイラン戦に勝って勢いづいた。苦労する分、調子が上がる。今の代表も1試合ごとに成長していると実感できていると思う」と27年前の躍進と重ね合わせる。
当時はチームメートとしてアジアの頂点をつかんだ森保一監督(50)を「ピンチのときも落ち着いた表情でいて、安心感を与えてくれて心強いはず」とたたえ、「日本の力で必ず優勝できる」と断言した。