泣きながら 良い子の約束 浅子保育所で豆まき行事

 長崎県佐世保市浅子町の市立浅子保育所で1日、豆まきがあり、園児と市立浅子小中の児童が鬼から逃げながら、にぎやかに豆を投げた。
 浅子保育所は毎年、近隣の小学生と交流を深めながら季節の行事を体験してもらおうと、豆まきをしている。2~5歳児の7人と小学1、2年生10人が参加した。
 園庭で赤、青、黒の鬼の段ボール人形に子どもたちが威勢よく豆を投げ付けていると突然、人形の中から鬼が出現。子どもたちは表情を変えて園庭を疾走し、捕まると「お利口にします」「ママの言うことを聞きます」と泣きながら約束。最後は港から船で“鬼ケ島”に帰る鬼をぼうぜんと見送っていた。
 1年の小川聖愛(せいら)さん(7)は「中から出てくるとは思わなかった。もう勘弁」とこぼした。

豆まき中に鬼に捕まった子ども=佐世保市立浅子保育所

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