LOVE FM史上初の女流棋士DJ 水町みゆさんの新番組スタート

福岡のラブエフエム国際放送(LOVE FM)は1月6日から新番組「女流棋士水町みゆの、まるで将棋だな」(毎月第1、3日曜午後2:45)をスタートさせた。福岡県出身の女流棋士として38年ぶりに誕生した水町みゆさんをパーソナリティーに起用する。

水町さんは名門進学校の県立修猷館高校に通う17歳の2年生。彼女の素顔や、将棋の魅力などについて共演のTOM G(トム・ジー)と共に迫る。同じ女流棋士と電話で対談したり、将棋の用語やルールを英語で表現したり、趣向を凝らした内容に。彼女が選曲を行うこともあり、同局初の女流棋士DJとなる。次回は2月3日に放送予定。

水町さんが「博多ニュース」からの質問に回答した。

──ラジオのレギュラー番組を担当するのは初めてですか? オファーがあった時の感想は?

「もちろん初めてです。自分なんかでよいのだろうかと、ただただ恐縮でした。急いで『外郎売り』※を検索したのは良い思い出です」

※劇中の長ゼリフが“話す仕事”の教材として最適とされる歌舞伎の演目。

──初めて収録に臨んだ際の感想は?

「やはり緊張しましたし、自分の英語の拙さも実感しましたが、何よりディレクターさんたちが優しくて優しくて…! そのお陰で、最初にしては比較的リラックスして臨めました」

──どんな番組内容にしていきたいですか?

「とにかく将棋の魅力をお伝えしたいです。そしてこれをきっかけに、少しでも多くの方が将棋に興味を持っていただけるような番組にできたらと思います」

──FMラジオ番組といえば音楽が欠かせません。選曲も行うのでしょうか? ご自身が好きなジャンルやアーティストは?

「最初の月の選曲はさせていただきました。次からはどうなるのでしょうか…? まだ分かりません。私はかなり広いジャンルで、いろんな音楽を聴くのが好きです。洋楽も演歌もボカロ※も聴きますが、あまり一つのグループに熱狂することはありません」

※音声合成ソフトウエアで作成した歌声などが特徴の楽曲群。

──すでに2回、放送されました。周囲からの反響は?

「将棋関係者を含め、たくさんの方から『自然体で良い』『次回も楽しみ』などのお褒めの言葉をいただきました。しかし、盛大に間違えて(その部分を編集で)カットしていただいた上での仕上がりなので、自分では何とも…。番組を聴いた学校の友達からは、なぜか笑われました。彼らは私が何をしても笑うので、もう気にしません!(リスナーの)日曜日の貴重なお時間をいただいているので、今後とも頑張りたいと思います!」

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