ジョルジーニョが潰された場合はどうするのか、プランBが必要ではないのか。現在リーグ戦で連敗しているチェルシー指揮官マウリツィオ・サッリには、相手に対策されている戦術を変えるべきではないかとの指摘が相次いでいる。アンカーのジョルジーニョはサッリがナポリ時代から信頼してきた存在だが、ここ最近は相手もジョルジーニョへのマークを強めている。
ただ英『sky SPORTS』によると、サッリには今のところプランBを試す気はない。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ、リヴァプールのユルゲン・クロップらに比べ、サッリはチェルシーで仕事をした時間が短い。プランAが完全に機能するまでは我慢が必要と考えているのだ。
「私はプランAで上手くプレイしたい。現時点で何かを変えたくはない。私は自分のフットボールで上手くプレイするところが見たい。10年前には誰もが知るバルセロナが全てを勝ち取った。彼らが自分たちのフットボールを上手くやったからだ。まずは自分のフットボールを上手くやりたいんだ。ポチェッティーノはトッテナムに来たのが5年前、クロップは4年前、グアルディオラは3年前だ。プレミアはこれらのチームの手の中にあるが、彼らは我慢強かった。我々もメンタリティを変える必要がある」
サッリ流を完璧に落とし込むには時間がかかり、今の結果に惑わされてプランBに走るのは得策ではないとの考えなのだろう。1シーズン目での優勝を期待したサポーターもいるだろうが、今は我慢すべきか。