長崎検番の芸妓衆(げいこし)が趣向を凝らした演出でお座敷を盛り上げる「お化け」が1日夜、長崎市丸山町の史跡料亭花月であり、なじみの客約80人が楽しいひとときを過ごした。
お化けは江戸期に盛んだった花柳界の恒例行事で、節分にちなみ、厄払いをして福を呼び込むという。戦後廃れていたが、花月では2009年に復活した。
5日に開幕する長崎ランタンフェスティバルにちなみ、長崎検番の芸妓衆3人はチャイナドレスとアオザイ姿で踊り、ウサギの耳やしっぽを付けた花月の女性従業員はDA PUMPの「U.S.A.」を披露。来場客は手拍子を打ったり写真や動画を撮ったりして盛り上がった。
万歳三唱の発声をした「荒木鰹節店」代表の荒木仁(まさし)さん(65)は「今年はいつも以上に良かった。力が入っているように感じ、うれしかった」と語った。
お座敷盛り上げ厄払い 芸妓衆が「お化け」 長崎・史跡料亭花月
- Published
- 2019/02/03 00:12 (JST)
- Updated
- 2019/02/04 17:23 (JST)
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