丁寧かつ繊細に 7部門535点 長崎市障害者アート作品展 7日まで

 障害がある人が作ったアート作品を展示する第8回「長崎市障害者アート作品展」が2日、同市興善町の市立図書館多目的ホールで始まった。7日まで。
 障害者の社会参加や障害者への理解を深めてもらうことを目的に、市が主催している。絵画や写真、書道など7部門の計535作品が展示された。来場者は繊細で丁寧な作品の一つ一つに真剣な表情で見入っていた。
 来場した西彼長与町の50代主婦は「一人一人の思いが表れていて、すごい作品ばかりだった」と話した。
 初日は、市長賞や優秀賞などを受けた個人、団体への表彰式もあった。

 各部門の市長賞は次の通り。(敬称略)
 ▽絵画=「かに」吉田美紗▽工作=「龍よ!!舞い踊れ」アシストリビング有明の園デイサービスセンター利用者▽手芸・工芸=「行灯」福田貞光▽写真=「河津桜とメジロ」加島健▽書道=「これからもずっと…グループ・しゃぼん玉」長崎市手をつなぐ育成会▽詩・作文=「ありったけのありがとう」廣山美香▽短歌・俳句・川柳=「私の季節」杉本愛唯

展示作品を真剣な表情で見る来場者=長崎市立図書館多目的ホール

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