今秋に横浜で決勝など7試合が実施されるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の成功を祈願するキックオフイベントが3日、関係者ら約250人が出席して横浜市中区の大さん橋ホールで開かれ、7カ月後に迫った大会開幕へのムードを盛り上げた。
主催した県ラグビー協会の丹治明会長は、横浜や海老名、小田原がW杯の事前・公認キャンプ地として各国代表チームを迎えることに触れながら、「W杯が成功裏に終わり、ラグビーという競技が認知され、醍醐味(だいごみ)が知られ、さらに進化して愛されるスポーツになることを信じている」とあいさつ。
2017年女子ラグビーW杯アイルランド大会で活躍した女子日本代表の関東学院大出身・鈴木彩香選手(アルカス熊谷)が開催都市特別サポーターとして「ラグビーはボールをつなぎ、人と人をつなぐスポーツ。本番に向けて神奈川の皆さんで手を取り合っていきたい」と語り、W杯日本大会組織委員会エグゼクティブアドバイザーの真下昇・日本ラグビー協会副会長は「W杯を通し、横浜を国際スポーツ都市として世界に名をとどろかせよう」と呼び掛けた。