ベイスターズ、チケット転売対策強化 入場時の身分確認も

 ベイスターズは4日、試合観戦チケットの転売対策の強化に乗り出すと発表した。球団は昨季、史上初となる観客動員数200万人超を達成。その一方で試合や関連イベントのチケットを正規価格の10倍以上で転売されるケースがあり、ファンから相談が寄せられていた。

 東京五輪・パラリンピックを控え、ことし6月に施行される関連法の一環としても取り組む。

 今後は、公式ファンクラブ入会時や入会後に本人確認を求めることがある。横浜スタジアムへの入場時の身分確認も強化。運転免許証などの持参を呼びかける。

 さらに、チケット購入後に払い戻しや引き取りなどができるサービスの構築も検討していく。

 岡村信悟球団社長は「昨季200万人を超えるお客さまに球場へ足を運んでいただき、チームに熱い声援を届けてくれました。一方、チケットを手に入れることができないお客さまがいたことも事実で心苦しく感じていました。適正価格でチケットが届くよう転売対策に積極的に取り組みます」とコメントした。

ライト側スタンド「ウイング席」からの眺望イメージ

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