今冬、香川真司が加入したトルコの強豪ベジクタシュは、欧州でも屈指の熱狂度を誇ると言われているサポーターを抱えている。そんな彼らが選手入場前に行う「儀式」をご存知だろうか?
トルコサポーターは熱狂的だということで有名だ。
中でも今冬、香川真司が加入したベジクタシュと長友佑都所属のガラタサライのサポーターは世界でも有数の熱狂度を誇る。
そして今回は、ベジクタシュのサポーターが選手入場前に行う「儀式」を紹介する。
その異様な雰囲気からは、もはや「狂気」を感じさせる
「アレン、ピッチへ」
「アレン、早くピッチへ鷹を出してくれ」
そうしてピッチ中央へと姿を現したのが、ベジクタシュ伝説のサポーター アレン・マルカリヤンだ。
「オー」という地鳴りのような歓声に、彼が指を口に当てるとスタジアムは静まり返る。
そして次の瞬間、アレンが腕を振り下ろすと…
「ビル!イキ!ユチ!(1、2、3)」
スタジアムが揺れるほどの応援が始まるのだ。
その雰囲気からは、まさに狂気すら感じさせる。
そのあまりにも凄まじい光景、一度生で体感してみたいものである。
相手選手をも恐れさせるその熱狂ぶり…
ブンデスリーガのライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーは、ベジクタシュサポーターの怒号にもとれる強烈なブーイングに耐え切れなくなり、途中で自ら交代を申し出たという。