サッチャー元首相の像、イタズラ防止で地上3メートルに設置か

ロンドンに設置予定だったサッチャー元首相の像が、故郷のイングランド東部リンカンシャーのグランサムへ移転する計画があるようだが、その際台座を地上3メートルの位置にした方が良いと、地元警察からアドバイスを受けているという。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

もともとロンドンのパーラメント・スクエアに設置予定だった30万ポンド(約4300万円)相当のこの像は、2018年、反サッチャー派による破壊の恐れがあるとして設置が中止に。そのためサッチャー元首相の故郷が移転先に選ばれた。

しかしこの街も同等の理由から、現在サッチャー元首相の業績を物語るものは、生家を示すプレートただ一つ。地元とはいえ、悲しいかな、やはり同じことを危惧した結果、カウンシルに提出されたレポートには「リンカンシャー警察は設置に反対はしてないものの、地上からある程度高さを設け、また監視しやすい場所に設置することを推奨しています」と書かれていた。

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