YOKOSUKA軍港めぐり 船内放送、多言語で文字配信

 帳票印刷大手の「トッパン・フォームズ」(本社・東京都港区)と旅客船運航会社「トライアングル」(横須賀市)は、人気観光クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」の船内アナウンスを多言語で文字にし、スマートフォンで閲覧できるサービスを始めた。

 日本語でのアナウンスが理解できない外国人観光客や、聞き取りづらい高齢者や聴覚障害者らのための情報提供を充実させるのが狙い。4日から28日まで、日本語と英語の文字情報を提供する体験実証を行う。

 乗船前後に、「Google Play」か「App store」からヤマハ(東京)が提供するスマートフォンアプリ「おもてなしガイド」をダウンロード。アナウンス放送時に信号が送られ、受信するごとに艦船名や役割、歴史や観光案内などの説明文が、自身のスマホにタイムリーに表示される。

 トッパン・フォームズは今後、大規模イベント時の外国人旅行者対応やバリアフリー対応、災害時などの緊急情報の伝達などに、今回の体験実証の成果を活用する。

乗船中に閲覧できる、英語による文字情報

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