14施設の老朽化点検 葉山町、修繕や再整備検討

 葉山町は2019年度、小中学校など14施設の劣化具合を調査する。結果を踏まえ、町は統廃合を含む公共施設の再整備を検討する。同日発表した19年度当初予算案に、調査業務委託費などとして4989万円を計上した。

 町は▽築30年以上▽子どもら利用者が多い▽災害時に利用する-などの観点から、全ての町立小中学校、町役場、町福祉文化会館、町内会館など14施設を選んだ。業務を委託されたコンサルティング会社が、6月ごろから施設を回って調べる。

 施設ごとに結果が出次第、昨年10月から調べている31施設の稼働状況の結果とも組み合わせ、公共施設の修繕や再整備を考える。また有識者らでつくる「町公共施設等総合管理計画策定委員会」でも協議。再配置案がまとまれば、町民にも意見を募る予定だ。

 山梨崇仁町長は5日の会見で「人口が減少する中、公共施設の長寿命化や再配置の検討に本腰を入れて向き合う時で、町民とともに(再整備について)考えたい」と述べた。

葉山町役場

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