笠ヶ岳|往復1時間で行ける!?奥志賀高原のおてがる300名山 笠ヶ岳は、長野県下高井郡山ノ内町に位置する標高2076メートルの山です。志賀高原の東側にあり、往復約1時間でのぼれるお手軽な300名山です。登山道のほとんどが階段と岩場ですがよく整備されているので、初心者でも登ることができますよ。夏はコケモモやシャクナゲなどの花が咲き、信州100名山のひとつにもなっています。

笠ヶ岳(かさがだけ)ってどんな山?

  • 標高: 2076m
  • 山頂所在地: 長野県下高井郡山ノ内町
  • 最高気温(6月-8月): 18.4℃
  • 最低気温(6月-8月): 8.9℃

参考:ヤマレコ
笠ヶ岳(笠岳とも呼びます)は長野県下高井郡山ノ内町、志賀高原に位置する標高2,076mの山。すげ笠を被ったような特徴的な山容は、志賀高原のシンボルにもなっています。日本三百名山、信州百名山にも選定されており、登山道もしっかり整備されていますが登山客は多くありません。途中の岩場に注意すれば、初心者にも歩きやすい山です。

付近には複数のハイキングコースと温泉、レストランがあるため、下山後の楽しみもばっちりです。

往復約1時間で行ける!? 初心者でも登れるお手軽300名山

一部岩場はあるものの、山頂まで1時間で往復でき、もちろん日帰り可能。登山道や階段も整備されています。登山初心者でも楽しめますよ。

笠ヶ岳の見どころやベストシーズンは?

笠ヶ岳の登山のベストシーズンは5月下旬から雪が降る前の11月頃までです。山頂まで手軽に行ける上、近隣の横手山や白根山、志賀高原の山々を一望できます。5〜7月であればコケモモ、シャクナゲ、イワカガミなどのかわいらしい高山植物との出会いも楽しみです。

笠ヶ岳に行く前に現地の天気をこちらでCHECK!

てんきとくらす(笠ヶ岳の週間天気)

初心者でもアタック可能!往復1時間のお手軽登山コース

往復1時間の短い登山ルートながら、岩場や急な階段などもある笠ヶ岳。登山客は少ないため、自分のペースでしっかり登ることができます。距離は短いですが岩場がありますので、スニーカーよりは登山靴のほうがおすすめです。標高が高いので、春や秋は防寒着を持って行くなど装備はしっかりと用意しましょう。

  • 距離: 0.7km
  • コースタイム: 約50分
  • 日程: 日帰り
  • 難易度: ★☆☆☆☆

参考:ヤマプラ
笠岳峠(30分)→笠ヶ岳山頂(20分)→笠岳峠

スタート地点は、駐車場のある峠の茶屋。お手洗いを済ませたら、茶屋の左手からのびる緩やかな登山道に入りましょう。

はじめはやさしい上り坂。笹に囲まれた細い道を、すべらないようしっかり登っていきます。

5分ほど歩くと長い階段が現れます。整備されていますが、急な角度のところや段差が高い箇所もあり、気が抜けません。

急な階段が終わると、平坦な道にたどり着きます。次は岩場が待っているので、ここでしっかり休憩と水分補給をしておきましょう。

山頂まで続く10mほどの岩場には、ロープが張られています。こちらも階段同様整備されていますが、足元に気を付けて登りましょう。

岩場を登りきれば、笠ヶ岳の頂上です。5〜7月であれば、コケモモやイワカガミ、ミツバオウレンなどのかわいらしい花々に出会うこともできます。下山はきた道を戻るので、濡れているときはスリップに十分注意しましょう。

笠ヶ岳の登山口や山小屋情報

笠ヶ岳の山道に山小屋はありませんが、登山口に茶屋があります。登山口には駐車場もあるため、マイカーで来るのがおすすめです。

峠の茶屋

きのこ汁やきのこうどんなど、メニュー豊富な「峠の茶屋」。営業時間中であればトイレも利用可能です。下山後、ここでひとやすみするのもいいですね。

笠ヶ岳登山口までのアクセス

最寄りのバス停から登山口まで徒歩で2時間ほどかかりますので、マイカー利用がおすすめです。登山口にある峠の茶屋の駐車場まで、マイカーでアクセスが可能です。

【車の場合】
信州中野ICから 約50分
<駐車場>
峠の茶屋駐車場
住所:長野県上高井郡高山村大字奥山田
駐車台数:約10台
料金:無料

【電車、バスの場合】
長野電鉄長野線湯田中駅→長電バス 熊の湯バス停→徒歩で峠の茶屋登山口まで

長電バスの時刻表を調べる

初心者の岩場チャレンジにも◎ 山頂から志賀高原を一望しよう

三百名山、信州百名山に選ばれているものの、登山客の少ない笠ヶ岳。視界をさえぎるものはないため、志賀高原の山々と豊かな自然を一望するにはもってこいの場所です。山頂までは途中岩場もありますが、ロープもありしっかり整備されています。初心者の岩場デビューにもぴったり。下山後は峠の茶屋でひとやすみ、付近の温泉に寄って帰るのもいいですね。

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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