【編集部インプレ】パックロッドブーム到来?!ソルティスタイルカラーズを半年間使ってみた 最近、釣具店のディスプレイで目を引くのがパックロッド。コンパクトに折りたたむことができ、バッグにも収まるサイズのロッドも発売されています。今回は「ロッドはなるべく継ぎ目がない方がいい!」と思っていた編集部員が、半年間パックロッドを使ったレビューをお届けします。

いま、パックロッドが人気?!

最近、釣具店のディスプレイを見ていてよく目にする『パックロッド』。パックロッドというと入門者向けのテレスコ(振出)ロッドが多く、好んで使うルアーマンは少なかったと思います。かくいう筆者もバスロッドは全て1ピースで揃えています。

そんな1ピース信者でもある編集部員が流行りに乗り、パックロッドを半年間使用したインプレッションをお届けします。

編集部が選んだパックロッド“ソルティスタイルカラーズ”

編集部Nが選んだのは、アブガルシアから発売されている『ソルティスタイルカラーズ』のSTCS-805MT-SR。数あるパックロッドの中からなぜこのロッドにしたのか? その理由はこちら。

仕舞寸法が理想的だった

旅行などのちょっとした時間を利用して釣りがしたかったため、まずは飛行機内に持ち込めるサイズが絶対条件でした。選んだSTCS-805MT-SRは仕舞寸法53.5センチで、ケースに入れて持ち運ぶことを考えても機内持ち込みサイズ内に十分収まる大きさでした。

頑丈なハードケース

通勤ラッシュ時は乗車率185%を超えるといわれる埼京線……。 そんな過酷な状況下でも、ロッドが折れる心配をすることなく持ち込めることもパックロッドに求めた条件でした。

ソルティスタイルカラーズには付属で頑丈なハードケースが付いているので、その点もクリアしてくれました。

丁度いい価格帯

ラインを傷めづらいSiCリングガイド搭載はマスト条件。ソルティスタイルカラーズはKRガイドコンセプトを搭載して軽量化を図りつつ、実売1万3千円前後と、手にしやすい価格帯だったのでこの点もクリアでした。

遊び心溢れるデザイン

平日からロッドを片手に電車に乗り込むと、珍獣を見るような目で見られる。なんて経験をされた方も多いはず。

その点、ソルティスタイルカラーズのハードケースは、渋谷の街にも馴染むスタイリッシュなデザインが魅力です。移動中の悩みもデザインによって解消されていることも大きなポイントでした。

半年間使ってみてのレビュー

仕事帰りの都市河川のシーバス釣り、九州の旅行ではライトショアジギングやエギング、ちょい投げ釣り、バス釣りまでいろいろ使ってみました。そんな半年間使ってみてのレビューをお届けします。

まずパックロッドってめちゃくちゃ便利!

少し大きめなバックパックにすっぽりサイズ。置き場所にも困らないので、仕事帰りに気軽に釣りに行ける便利さを実感しました。スーツで出勤する方も少し大きめのビジネスバッグであれば同僚、そして家族に気付かれること無くロッドを忍ばせることが出来そうです。

5本継を感じさせない作り

1ピース信者の筆者としては、継ぎ目が多ければ多いほど綺麗に曲がらないと思っていました。しかし、継ぎ目を感じさせない曲がりに技術の進歩を実感。

フルキャストを繰り返したり、魚を掛けたりしてみても全く問題なく、「もっと早くからパックロッドを使えばよかった……」と後悔するくらいの使用感が得られました。

耐久性・感度も十分!

STCS-805MT-SRは、メーカーの推奨では30グラムまでが適合ルアーでしたが、35グラムの鉄板バイブも問題なく使用できました。また、ルアーの振動や魚のアタリをしっかりと手元に伝えてきてくれたので感度も十分です。
※専用ロッドの感度やキャストフィールには、やはり劣ると思います。

なにより釣りに行く回数が増えた!

妻子持ちのため、休みの日も自由に釣りに行けなかった筆者。以前は月に2回釣りに行ければ御の字でした。しかし、パックロッドを購入してからは毎週、会社帰り釣行に行ってます。

釣りに行けないといったストレスが減らせたことは、パックロッドを購入するまで分からなかった大きなメリットでした。

いまやパックロッド信者?今気になるモデル…

中学生の頃、振出竿でライントラブルの苦悩を味わってからパックロッドから遠ざかっていましたが、技術の進化をモロに感じました。パックロッドを持っていない方はぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。

最後に、今気になっているパックロッドと、パックロッドの関連記事をご紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。

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