長崎青年協会など3団体が19日までの長崎ランタンフェスティバル期間中に長崎市中心部で展開している人気テレビアニメ「キングダム」とのコラボレーションイベント。一般の観光客に加え、イベントを目当てに、県内外から作品のファンや若者らが足を運んでいる。
「キングダム」は中国の春秋・戦国時代を舞台に、大将軍を目指す信と、のちの始皇帝となる秦国の王、嬴政(えいせい)の活躍を中心に描いた作品。原作は漫画でアニメ化され、今年4月には実写映画も公開される。
コラボイベントは同協会と長崎青年会議所、長崎商工会議所青年部主催。主要キャラクターのパネルがある6カ所を巡るスタンプラリーや手作りランタン体験コーナー、限定グッズの販売などがある。
同市大浦町の長崎孔子廟(びょう)中国歴代博物館。撮影で使われた衣装などが展示されている。ファンたちは大型パネルの前で記念写真を撮ったり、衣装にじっと見入ったりしていた。同協会は「スタンプラリーの台紙は想定の倍以上の売れ行き。コラボイベントのためにランタンフェスティバルに来たという人もいるようだ」と集客に自信を見せる。
西彼時津町日並郷の会社員、亀野綾香さん(24)は「キングダムは1、2年前から好き。今年はスタンプラリーがあるので、会場をたくさん巡った。ファンとしても楽しいイベント」と笑顔を見せた。