児童虐待 長崎県内の通告大幅増 404人

 長崎県警少年課のまとめ(確定値)によると、昨年1年間で、虐待の疑いがあるとして県警が児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは、前年比160人増の404人だった。通告児童数は5年前と比べ約6倍に増加しており、要因の一つとして同課の担当者は「児童虐待に対する世間の目が厳しくなっているのではないか」としている。
 通告の内訳は、暴言などの心理的虐待が279人(前年比122人増)、暴力による身体的虐待79人(同25人増)、ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否44人(同11人増)、性的虐待2人(同2人増)と、いずれも増加した。

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