そろそろ解任されそうな5名の大物監督

『Sportskeeda』は「近い間に解任を言い渡されそうな5名の監督」という記事を掲載した。

近年スピード感が高まっているサッカー界。監督にも結果を出すまでの時間が許されなくなり、インスタントに大鉈が振り下ろされることも多くなってきた。

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そして現在職を解かれてしまいそうな大物監督5名とは?

5位:クロード・ピュエル(レスター)

このフランス人は昨季レスター・シティを18位から9位まで引き上げたが、それから半年間で混沌とした状況になっている。

チェルシー、マンチェスター・シティ、エヴァートン、リヴァプールに引き分けられるチームが、なぜサウサンプトンに負けるのか。ビッグマッチでの精神力と大胆さは、下位のチームと戦う際にどこへ行ってしまうのか。

ピュエルはこの一貫性のなさと魅力的でないサッカーで非難されている。今のところは落ち着いているが、昨季終盤には選手と練習の内容を巡って対立もしていた。

4位:ドメニコ・テデスコ(シャルケ04)

シャルケはこの若き戦術家に率いられて昨季急上昇した。30代のイタリア人の下で、ブンデスリーガに旋風を巻き起こした。

しかしそれから半年が経過し、シャルケは中位よりも下をさまよっている。20試合で24ゴールしか取れていないのでは、低迷するのも仕方がない。

結果がこのように貧弱であれば、彼が解任される日も近いだろう。昨季ほどシャルケは威圧的なチームではない。堅牢なディフェンスを持っているわけでもない。テデスコにとっては困難な時期だ。

3位:ルチアーノ・スパレッティ(インテル)

過去8年間あるチームが覇権を握り続けているリーグでプレーする場合、3番手のポジションというのは優れた結果になる。

しかしスパレッティがここにいるのは、彼がインテルで働いているからだ。

今季も不安定なシーズンになっているインテルは、チャンピオンズリーグで敗退してしまい、トリノやサッスオーロなど中位のチームにポイントを落としてしまっている。

ユヴェントスとナポリに次ぐ3位とはいえ、もう首位までの勝点差は20。ナポリまでも11。下も迫ってきている。これ以上順位が落ちれば、最後まで持たないかもしれない。

2位:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(ローマ)

かつて選手としてプレーした古巣ローマを率いているディ・フランチェスコ。サッスオーロで結果を残し、監督として戻ってきた。

昨季はセリエAで3位となった。ユヴェントスから18ポイント離れたとはいえ、ローマは彼への信頼を保った。

ただ、今季はさらに厳しい状況となっている。6位であるがトップのユヴェントスからは25ポイント離され、ライバルのラツィオとも並んでいる。フィオレンティーナには1-7で敗れるという屈辱も。

ローマのフロントが選手をあまりにも出しすぎていることを考えれば、ディ・フランチェスコだけの責任ではない。しかし、首を切られるなら彼しかいない。

1位:マウリツィオ・サッリ(チェルシー)

サッリが多くのファンファーレと共に到着し、アントニオ・コンテ時代のチェルシーはもう歴史のゴミ箱に叩き込まれた。

このイタリア人の戦術マスターは、ナポリのシステマティックな組織をチェルシーにもたらし、プレミアリーグの栄冠へと導くことを期待された。

そして5連勝という申し分のないスタートを切ったものの、それはもはや遠い思い出だ。ボーンマスにまで0-4で敗れたとき、その戦術には疑問符が付けられた。

リーグカップやヨーロッパリーグ、FAカップで生き残っている限りは解任されないだろう。3つの大会でまだトロフィーを争っているのだから。

ただプレミアリーグの結果は大きな影響を与える。もしトップ4に入ることが出来なければ、そしてヨーロッパリーグで優勝できなければ、少なくともこの夏を乗り切ることはできないだろう。

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