海外研修生と小学生が交流 箱根、富士屋ホテル

 富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)の海外研修生4人と町立箱根の森小学校(同町宮城野)の3年生約20人による恒例の交流会が8日、同校であった。

 同社では、日本語などを学ぶ韓国や台湾、ポーランドの大学・大学院から研修生を毎年受け入れている。宮ノ下や湯本地区に展開するホテルの外国人客は全体の2~3割を占めており、従業員の外国人客へのサービス向上を図るとともに、研修生に日本のホテル文化に触れてもらい互いに刺激し合うのが目的という。

 交流会では、地元の子どもたちが箱根の神社の特徴や歴史などについてクイズを交えて紹介。書道体験では研修生が子どもたちの“指導”を受けながら「箱根」「日本」の文字に挑戦する一方、筆ペンを使って漫画のキャラクターを瞬く間に描き上げて子どもらを驚かせる場面もあった。

 台湾の大学から研修に来ている陳郁元さん(21)は「小学校以来の書道は難しかったけれど、楽しかった」と笑顔を見せた。

書道に挑戦する富士屋ホテルの海外研修生(左から2人目)=町立箱根の森小学校

© 株式会社神奈川新聞社