タイでプレーする日本人サッカー選手のリアル。吉田直弘の挑戦!

© 株式会社愛幸

「サッカーだけで生きていきたい。そのために俺はゴールを取るしかないんですよね」そう強く語る吉田直弘(よしだなおひろ)選手に話を伺った。

◆選手経歴

・秋葉台FC

・秋葉台中学サッカー部

・湘南台高校サッカー部

・ブラジルサッカー留学

・Banbueng United(タイリーグ3部)

・Forrest Hill Milford(ニュージーランドウインターリーグ1部)

・Nan FC(タイリーグ4部)

・Sakeo FC(タイリーグ3部)

日本でサッカーを続けるっていう選択肢もあったと思うんだけど、高校を卒業してブラジルに留学しようと思ったの?

吉田 元々小学生の時から、海外のサッカーに興味があったんです。南米の選手の魅せるドリブルとかカッコよくて憧れもありました。なので中学卒業と同時に親に、「俺は南米に行く!」って言いました(笑)でも親からは流石に、高校を出てからにして欲しいと言われたので高校を出てから行こう!と決めました。後から聞いたら、高校までの3年間で諦めてくれると思っていたらしいです。

サッカーの本場ブラジルでのエピソードとかあれば聞かせてよ!!

吉田 ブラジルで凄いと感じた事は、「勝利への気持ちの強さ」ですね!留学先のチームメートに誘われて、ソサイチに行ったことがあったんです。イメージとしては35歳から50歳くらいのオジさん達が集まっていて、日本で例えるなら個人参加のフットサルのイメージです。試合が始まるまではのんびりとした雰囲気だったんですが、いざ始まると罵声の飛ばし合い、本気のシュートを打ちまくり、文句の言い合いでした(笑)その時に、プロの選手も参加していたのですが、オジさん達はユニフォームを引っ張って本気で止めにいったり、めちゃくちゃ喧嘩したりもしていました。

やばいね(笑)日本だと絶対ありえない光景だよね。

吉田 そうなんですよ(笑)なので、俺も気を抜いてたりすると「ふざけんな日本人!お前出て行けよ!」って言われたり、点を取ると「お前!最高だな!」って感じてプロの選手も、オジさんも関係なくサッカーに対してめちゃくちゃ熱くて、勝ちにこだわっていて、サッカーの本場ブラジルでは学ぶ事が本当に多かったです。

そういえばニュージーランドでもプレーしてたよね??

吉田  はい!ニュージーランドはプロでは無く、日本料理屋でウェイターのアルバイトをしながら、アマチュア選手としてプレーしました。レベル的には低くなくて元FC岐阜のライアンが居たり、監督が元ニュージーランド代表だったのでニュージーランドU-20代表や、現役の代表選手が練習参加に来たりなど面白かったですよ。ニュージーランドも街が綺麗で人も優しいので好きになりましたが、やはりサッカーで飯が食えることが一番幸せだと強く感じるようになり、もう一度タイに戻ることにしました。

今年でタイも3シースン目を迎えると思うけど、待遇やレベルって実際どう感じてる??

吉田 待遇はこっちで贅沢せずに暮らせるくらいの給料+勝利給です。レベル的な事は自分が経験した3部と4部は高いと言えませんが、だからと言って簡単に契約出来たり、活躍が出来るかといえば難しいと思います。外国人枠が設けられているので、そこでの争いもありますし、言葉や環境の違いなど日本では絶対に味わう事が出来ない理不尽な事がピッチ外であります。あらゆる場面で適応しないといけないので、甘い世界ではないと思います。

最近はJリーグでプレーしていた外人がタイの下部リーグとかにも来てるもんね。

吉田 そうですね。なので俺も、もっと成長して少しでもレベルの高いチームで、しっかりとした給料を貰ってプレーしたいですね。

楽しみだね!最後に同世代に一言アドバイス的ながあれば宜しく!(笑)

吉田 アドバイスなんてないですよ(笑)ただ、自分がいつも心がけている事はキツイ状況、上手く行かなかった時、他人や状況のせいにしないようには心がけていますよ。海外でプレーしてれば、弱い自分から逃げ出したくなる時もあるけど、周りのせいにしてたら何も変わらないし、そこで自分と向き合えたらもう一つ成長出来るかなって常に思って頑張っています!

全ての矢印を自分に向ける。大切なことだね!これからの成功を祈ってるよ。インタビューに応じてくれてありがとう!