ラグビーW杯ボランティア説明会 横浜会場は665人参加

 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)に向け、神奈川・横浜会場のボランティアオリエンテーション(説明会)が9日、横浜市中区で開かれた。665人が参加し、活動内容の説明やボランティア同士の交流を通じ、近づく大会への気持ちを高めた。

 「チーム ノーサイド」と名付けられた大会ボランティアには、全国で約1万3千人が登録。全国12の会場都市で活動する。横浜会場では18歳から88歳までの約1500人が名乗りを上げ、本番目前までトレーニングに励む。

 今回のオリエンテーションは、ボランティア同士の顔合わせの場として企画。試合会場となる横浜国際総合競技場(同市港北区)周辺などでのもてなしや、観客の案内といった役割を大会組織委員会が説明した。「ボランティアはW杯の特別な雰囲気を作る大会の顔。横浜は好カードが多く約50万人が訪れる。笑顔で楽しんで活動してほしい」という言葉に参加者は真剣に聞き入った。

 親睦を深めるため、参加者同士で簡単なゲームをしたり、それぞれの「一生に一度」について話し合ったりする場面も。開催都市特別サポーターで元日本代表の吉田義人さんとともに記念撮影も行われた。

 同市戸塚区の島津直子さん(67)は、2002年のサッカーW杯でもボランティアに参加。「何かをしてあげるのではなく、一緒に楽しめることがボランティアの魅力。今大会では街案内などができれば」と笑顔で話していた。

ラグビーワールドカップのボランティアが集まったオリエンテーション=横浜市中区

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