「いい味わい」新酒楽しむ 梅ケ枝酒造新春蔵開き 

 佐世保市城間町の梅ケ枝酒造(長野哲也社長)で9日、「新春蔵開き」が始まり、純米酒や大吟醸酒など新酒を買い求める人でにぎわった。10日まで。
 同酒造は江戸時代の1787年創業。蔵開きは毎年春と秋の2回開いている。酒蔵には日本酒や焼酎、リキュール、ノンアルコールの甘酒など50種類以上が並んだ。にごり酒と生酒をブレンドした蔵開き限定の日本酒も販売。来場者は試飲を楽しみ、じっくりと品定めしていた。
 指方町の会社員、田畑幸浩さん(50)はスパークリング日本酒など8本を購入。「10年前からよく来ている。今年もおいしい」と満足げ。長野社長は「昨夏は気温が高く、米が硬くて仕込みに苦労した。修正して、いい味わいに仕上がった」と出来栄えに自信を示した。

試飲を楽しむ来場者=佐世保市、梅ケ枝酒造

© 株式会社長崎新聞社