アンダー2万円で“良質な”タックルを探せ!
釣りを始めて数年が経ち、「そろそろ新しい釣りをしてみようかな……でも、安いだけのタックルは嫌だ」。
今回は、そんなアングラーの方にお送りします!
人気の釣りジャンルの中から、2万円の予算で買える“良質なロッドとリール”をセレクトしました。間違いなく快適な釣りが始められますよ!
ロッドを選んだのは“元バイヤー”
元釣具屋の編集部S
バス釣りやソルトルアーから、船釣り、磯釣り、鮎釣りまで楽しむ“魚種無制限系アングラー”。好きな釣りは、その時釣れている釣り。
釣具店勤務時代はロッドとリールのバイヤーを担当。好きな釣り具メーカーは、特になし。
「新素材や製法ではなく、フィールドで使いやすいように調子(曲がり方)を重視してロッドを選びましたよ!」
リールを選んだのは“リールマニア”
佐藤稜真
某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。
「カタログスペックだけではなく、手に取ったときのフィーリングも重視して選びました!」
ライトショアジギング編
メジャークラフト ソルパラ SPX−962LSJ
幅広いジャンルで人気のソルパラ。上位機種のような最新の素材は使われていませんが、クセのないベーシックな調子で“誰でも扱いやすい”ロッドです。
また、過度な軽量化を求めておらず、少々ラフに扱っても壊れない頑丈さも魅力です。
ダイワ エクセラー 4000H
近年は樹脂ボディのリールも増えてきましたが、ショアジギングに使われるリールには剛性が求められます。
エクセラーは金属ボディを採用しているため、青物のパワフルな引きに対しても力強く巻き上げられます!
エギング編
ダイワ エメラルダス 83ML
ケンサキイカやヒイカに用いる2号のエギから、スタンダードな3.5号まで扱え、オールシーズン活躍するロッドです。
少し柔らかめにできており、ビギナーの方でもイカの小さなアタリをキャッチしやすいはず。「アタリがわかる」ということは、エギングで1番大切なことですよ。
ダイワ レガリス LT2500S-XH
軽さと強度を両立する「LTコンセプト」を、もっともリーズナブルな価格で導入したのがレガリス。エギングはロッドをシャクり続けるので、リールは軽さが大切!
2500番で205グラムの自重は、同価格帯で最軽量です。アンダー1万円でこのスペックは、「最強」としか言いようがありません。
ライトゲーム編
メジャークラフト クロステージ ライトゲーム CRX-T762L
ジグヘッドやプラグ、小型メタルジグといった、いわゆる“一般的なメバリング”ならばこのロッド1本で楽しめます。
すこし長く感じるかもしれませんが、風の影響を避けられたり、外道の大型シーバスもキャッチしやすかったりと、メリットが非常に多いのです。
ダイワ レガリス LT2000S
ライトゲームで重要なのが、巻きの滑らかさと巻きの軽さ。そして、この2点に関してレガリスは同価格帯無敵の存在です。
ここまで回転性能が高いと、軽量ジグヘッドやスモールプラグの操作感も明確。もちろん、アタリも取りやすいですよ!
シーバス編
シマノ ルアーマチック S90ML
ルアーマチックの特徴は“投げやすさ”です。ビギナーでも力まずに十分な飛距離を稼げ、投げて巻く一連の動作が快適に行えます。
また、9フィートちょうどの長さは、港湾部からサーフ、河川と幅広いフィールドでシーバスを楽しめますよ。
シマノ アルテグラ C3000HG
シーバスフィッシングでは巻上力とボディ剛性の高さが大切です。さらに、ウェーディングも視野に入れると防水性能も外せません。
アルテグラは強いギアが入っているのに加え、非接触型の防水技術によって防水と回転性能を両立しています。抵抗が強いルアーを巻き続けてもストレスがありません。
バス編
シマノ バスワンXT 166M-2
もっとも使用頻度の高い、7~21グラムのルアーを扱えるベイトタイプのロッドです。
ブランクスの質が高いのはもちろん、ハイエンドモデルに搭載されていたリールシートが用いられるなど、超豪華な仕様。バス歴が長い方ほどコスパに驚かされるはずです。
シマノ バスワンXT
自重210グラムの軽さと、十分な糸巻量によって幅広いルアーに対応します。シマノ独自の遠心ブレーキが搭載され、遠投から近距離のピッチングまで軽快。
海水にも対応しているため、シーバスやタイラバにも流用でき、バス釣りのみならず“初めてのベートリール”には自信をもっておすすめできますよ!
快適な釣りを楽しんでくださいね!
近年はたくさんのロッドやリールが発売され、とくに新しい釣りとなると「どれを選べばいいかわからない」と、なりがちです。
タックルのセレクトは釣りの快適さに直結するので、迷った際はぜひ参考にしてくださいね!