いよいよ後半戦に突入した欧州サッカーはここから佳境を迎える。
ここでは、『Squawka』による「今季の欧州主要リーグ、23歳以下の若手選手TOP10」を見てみよう。
10位 トレント・アレクサンダー=アーノルド
20歳、リヴァプールDF
このライトバックはレッズのスタメンにおいて替えのきかない存在になった。まだ20歳という若さにもかかわらずだ。
ゴールデンボーイ賞へのノミネートは、彼がアンフィールドの観衆たちを驚かせてきた今季の活躍ぶりを完全に正当化するものだ。
ユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプールがおそるべき力を持つことになるなら、アレクサンダー=アーノルドは大きな役割を担うことだろう。
9位 マキシ・ゴメス
22歳、セルタFW
彼もまた素晴らしいシーズンを送っている選手。得点を量産しているゴメスのパフォーマンスは、残留争いの真っただ中にいるセルタの光明だ。
もしその活躍を続けられれば、降格は回避できるはず。今冬にはウェストハムがバイアウト条項行使して獲得するとも噂されていた。
8位 ジョー・ゴメズ
21歳、リヴァプールDF
この若さにもかかわらず、ギャレス・サウスゲイト代表監督に感銘を与えてるゴメズ。イングランドの次世代を担うディフェンダーのひとりだ。
ワールドクラスになりつつある彼はリヴァプールの未来も担うはず。チームの堅守に貢献しており、クロップのチームにおいて重要な要素になっている。
ボールプレーとゲームを読む能力を兼ね備えており、欧州で最高の若手選手のひとりだ。
7位 ルーカス・トレイラ
22歳、アーセナルMF
イタリアで名を上げた彼はサンプドリアから移籍以降、セリエA在籍時以上のインパクトを放っている。
ガナーズの中盤が渇望していた頑強さをついにもたらしたトレイラ。ウナイ・エメリ監督がアーセナルを優勝を狙えるチームに再構築しようとするなか、このウルグアイ人が大黒柱になることは間違いない。
彼の加入でトップ4入りはかなり楽な作業になったことだろう。
6位 デル・アリ
22歳、トッテナムMF
この若者について説明の必要はない。なによりも衝撃的なのは、彼がまだ22歳ということだ。
パフォーマンスの基準値が高いため、今季は決して突出しているわけではない。だが、スパーズにおける彼の重要性は過小評価できない。
代表チームでもレギュラーを張るデル・アリ。チームを牽引して中盤を仕切る能力によって、欧州トップの若手のひとりとなっている。
5位 ルカ・ヨヴィッチ
21歳、フランクフルトFW
ブンデスリーガの得点ランクトップに立つ彼は最高のシーズンを送っている。昨季は8ゴールだったが、今季はすでに14ゴールを叩き出しているのだ。
昨年10月のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦では5ゴールの大暴れ。1試合5得点したブンデス史上最年少選手にもなった。
後半戦もゴールラッシュが続くかは分からないが、今回のTOP10は妥当だ。
4位 マーカス・ラッシュフォード
21歳、マンチェスター・ユナイテッドFW
ジョゼ・モウリーニョ退団後、彼は蘇った。退屈な守備的戦術とおかしな起用法は過去の話になったのだ。
スールシャール新体制において、ラッシュフォードはゴールを量産している。それ以前とは比較にならないほどに。
もしユナイテッドがより大胆なスタイルでプレーしていたなら、どれほど彼が成功していたかを考えるのは怖いことだ。とはいえ、新監督のもとで彼は最高のシーズンを送ることになるかもしれない。
3位 ジェイドン・サンチョ
19歳、ドルトムントFW
彼はなんて凄い選手になったのだろうか。ブンデスリーガで定期的にプレーできるようになり、その秘めたるポテンシャルが露わになった。
このウィンガーは紛れもないアシストマシーンだ。イングランド人が最も活躍しているプレミアリーグを見ることに慣れた多くのイングランドのファンたちの興味を惹きつけている。
サンチョの大成功は絶賛されており、ブンデスで彼に追い付けるDFは皆無だ。
2位 ウスマヌ・デンベレ
21歳、バルセロナFW
両利きの魔法使いである彼は今季素晴らしいパフォーマンスを見せている。
得点を量産しているだけでなく、両サイド、そして中央でもチャンスを作り出している。優雅にボールを持ち運ぶ能力は、23歳以下の選手で匹敵する者がいない。
1位 キリアン・エムバペ
20歳、PSG FW
ワールドカップ覇者であり、絶対的なフットボーラーであるエムバペは今季もリーグアンで得点を量産している。
毎週毎週ディフェンスを引き裂く、アンストッパブルなヤングスターだ。まだ20歳であり、彼以上の若手はどこにもいない。
史上最高の選手のひとりになるための資質を全て備えている。年齢に見合わない成熟ぶりも比類ないものだ。後半戦で彼があらゆる記録を打ち破ったとしても、誰も驚かないだろう。