きょう14日（木）は、全国的に雲が多めのスッキリとしない天気となる。北日本を中心に寒気が居座って厳しい寒さとなる他、東京や大阪も10℃に届かない予想だ。来週からは春の暖かさが予想されているものの、今週いっぱいはしっかりと防寒が必要となりそうだ。

全国的に日差し少なめ

　午前5時現在、日本海側の地域で雪や雨となっている。この雪や雨は昼前には止む所が多いものの、日本海側はその後も厚い雲に覆われて、日差しが戻ることはなさそうだ。
　太平洋側は雨が降ることはないものの、寒気や気圧の谷の影響で雲が広がりやすくなる。洗濯物は気温が低いこともあって乾くのに時間がかかりそうだ。

真冬の寒さ続く　札幌は10日連続の「真冬日」に

　強い寒気が居座っている北日本を中心にきょうも厳しい寒さが続く。札幌は日中も氷点下となって、10日連続の「真冬日」となる見込みだ。
　その他、東日本や西日本も日差しが少ないこともあり、気温は平年より低い所が多くなりそうだ。東京や大阪は日中も10℃に届かない予想となっている。
　加えてきょうは全国的に北風で、特に強く吹くことはないものの、空気が冷たく感じられそうだ。

厳しい寒さは今週いっぱいまで　来週は春の暖かさ

　この先天気は数日の周期で変わり、あすは九州など西日本で天気が崩れるほか、夜は北陸から北の日本海側で雪や雨となる。また、来週の火曜日から水曜日頃にかけては全国的に天気が崩れる予想だ。

　ただ、短い周期で天気が変わるのは季節の変わり目のサインでもある。来週は3月中旬の気温となる所も多く、春の暖かさを感じられそうだ。（気象予報士・野口琢矢）