政治経済や社会、スポーツ、芸能、自然災害など、幅広い分野にわたるニュース写真約300点を通して、2018年を振り返る。東京写真記者協会に加盟する新聞、通信、放送の33社のカメラマンが撮影。月順に並び「そういえば、こんなこともあった」と気付かされる。
南スーダンで飢えに苦しむ子どもたちや東日本大震災で家族を失い、一人で暮らす女性の姿といった写真には、痛ましい現実を突きつけられる。地方に伝わる伝統芸能の継承を問い掛ける写真も。
一方、平昌冬季五輪で活躍した羽生結弦選手と羽生善治棋士が園遊会で握手する「ダブル羽生」は、ほほ笑ましい。皇室を特集した一角では「退位前最後の」と題して天皇、皇后両陛下の公務の様子を紹介。大きな時代の波が感じられる。