アーセナルを長年にわたり率いていたアーセン・ヴェンゲル氏が、現在ドルトムントで活躍する若手FWジェイドン・サンチョと契約寸前だったことを明らかにした。
英『Daily Mail』は、「アーセン・ヴェンゲルはジェイドン・サンチョとサイン寸前だった」と報じた。ヴェンゲル氏は『beIN SPORTS』のコメンテーターとして招かれた際に、次のように発言している。
「いろんなクラブからのプレッシャーもある。彼が試合に出ていなかったとき、彼をマンチェスター・シティから連れ出したかったから、遠慮なく言ったんだ」
「彼はロンドン出身だ。だから私は彼を誘惑し、アーセナルに連れて行こうとした」
ヴェンゲル氏が「獲得寸前だった」と語った例は枚挙に暇がなく、しばしばタブロイド紙のネタにされるほどだ。ズラタン・イブラヒモビッチ、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ガレス・ベイル、ポール・ポグバ、キリアン・ムバッペなどなど……。しかし当然ながらすべて破談に終わっており、「契約寸前だったが、選手が別のクラブを選んだ」などと語るのが“オチ”となっている。このリストに、今回サンチョが加わったわけだ。
現在、ウインガーのポジションにコマが足りていない印象のアーセナル。もしサンチョと契約できていたら、また違った「強力なスカッド」ができていたに違いない。