壱岐の魅力や可能性は?「ホリエモン」と対談講演会

 「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(46)と、壱岐仕事サポートセンター「Iki-Biz(イキビズ)」の森俊介センター長(34)による対談形式の講演会が11日、壱岐市内であった。「これからの地方の可能性」をテーマに、約800人の観衆を前に語り合った。

堀江氏(右)と森センター長は壱岐の可能性などについて対談した=壱岐市郷ノ浦町、壱岐の島ホール

 Iki-Biz主催。堀江氏は「実は地理的に壱岐は優れている」と述べ、福岡市内からのアクセスの良さを魅力の一つに挙げた。壱岐牛や壱岐に多数点在する神社にも触れ「売れるかどうかは出し方、見せ方の問題」と力説。「島の外の顧客に照準を合わせた事業の着想を」とも説いた。
 来場者がインターネットサイトを介して自分の考えを発言できるコーナーもあり、送られたメッセージに対して堀江氏が返答する場面もあった。
 郷ノ浦町の銀行員、神田晋一郎さん(24)は「堀江さんの著書は読んだが、直接話を聞くと重みがあった。地方にとっての可能性に対して常にアンテナを立てていたい」と話した。

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