この世も捨てたもんじゃない!心が温かくなる“釣り人達”のエピソード。 あなたは、釣りをしていて嬉しかった体験はありますか?今回は釣り人が体験した、釣りをしていて嬉しかったエピソードの数々をご紹介します!

釣り場にあった嬉しい出会い

釣り場でのトラブルやマナー違反など、釣り人が関わるニュースや出来事には、悪い印象のものが目立ちがち。ですが、そんな悪い人ばかりではないはずです。そこでTSURI HACKは、読者の方を対象に次のようなアンケートを実施。

釣り場で出会った釣り人との交流で、嬉しかった、気持ち良かったエピソードがあれば教えて下さい。

寄せられたエピソードは350件以上。その中から、特に気になったエピソードをご紹介します!

坊主でションボリ・・・でも

自分が坊主でションボリしながら帰ろうとしたら、となりのおじさんが「兄ちゃん、これ持ってけ!」と、50センチクラスの立派なクロダイを2匹もくれた。

ボウズで竿を収める瞬間の物悲しさは、言い表せないものがあります。ですが、近くで釣りをしていた釣り人に思いがけずお土産をもらえることも。釣り人には気前のいい人が多いのかもしれません。

差し入れにほっこり

隣で釣りをしている家族の子供から、「おじちゃんどうぞ!」とお腹空いてる昼時に、オヤツを分けてくれた時は、有り難く愛らしく、すごく癒やされましたね。

だから、お返しと言うたらなんですが、たまたまサビキにボラが引っ掛った時に、外すのを助けてあげました(笑)。

一人で行く釣りも良いものですが、時に大物が掛かったり、空腹に襲われたりといったピンチに見舞われることもあるでしょう。手を差し伸べられ、逆に差し伸べたりと、釣りが結ぶ人の縁は素晴らしいですね。

気持ちの良いアングラー

漁港でアジングをしていた。隣には40代くらいの男性の方がいて、隣で投げたかったので「すみません、隣で投げさせてもらってもいいですか?」と挨拶すると、気持ちよく快諾してもらった。

しばらくすると、時合が来たようで隣の男性が釣れ始めた。その時私は釣れてなかったので、「うまいですね~」と軽く話しかけると、「いまこのワームで当たり出したんで、どうぞ」と笑顔で数本いただいた。

「釣れなきゃおもしろくないからですね!」とこれまた笑顔で言われた。ワームをくれたからではないが、この方は人間的に素晴らしい方だなと思った。

釣り場を争って釣り人同士で言い争ったり、トラブルが起きてしまったりという話はよく聞かれます。しかし、独り占めせず釣りをみんなで楽しもうと考える気持ちのいいアングラーも多いでしょう。

名も知らない釣り人同士

今年鮎釣りデビューしたのですが、近場にいたおっちゃんが、あまりの下手さに見るに見兼ねて手取り足取り教えてもらったことです。

おとり鮎も1匹譲ってもらったり。さらにそのおっちゃんは皆の為に釣り場までの坂道の草刈りと階段まで造ってくれてました。

来年も一緒に釣りができたらいいねと語り合いシーズンを終えました。

名も知らない釣り人同士ですが熱い友情がそこにはありました。

寒い冬の夜釣りで暖かいコーヒーを差し入れてもらって、『一緒に一息いれましょう』と声をかけてもらいました。

その後、寒さに負けず頑張れました。

他の釣り人を気に掛け、親切にしてくれる人も多いですよね。その日に出会ったばかりで、名前も知らない釣り人でも、釣りを愛する者同士通じる物があるのです。年齢という垣根を越え、芽生える友情も。

今でも友達

沖縄に来てまだ友達がいないときに堤防で釣りをしていたらカップルが話かけてきてくれ、話をすると釣り以外の車の趣味とかも合いその日の内に一緒に居酒屋に。

まだ三回しかあっていないときにも誕生日プレゼントをわざわざもって来てくれた。今でも友達です。

旅先で、釣りが結んだ貴重な縁。出会いがその場だけで終わらず、ずっと続いていくものもありますよね。釣り好き同士、趣味や好みが似ることも多いかもしれません。

場所を譲ってもらえて

イカ釣れてますか?と聞いたら「釣れてる釣れてる!ここの場所使っていいよ!」って言ってくれて、1投目で釣れた。

釣れている場所を譲ってくれるという、なんとも気前の良過ぎる釣り人もいるようです。自分だけでなく、釣れる喜びを分かち合いたいと考えている釣り人は少なくないのかもしれません。

カメラを忘れた事がキッカケで

たまたま釣場で会った人が大きい魚を釣り、カメラ持ってないからと、自分のカメラで撮影し、メールアドレス交換後に送って、その方とは未だにお付き合いしており、忘年会をやるまでの関係でいること。

魚が釣れた思い出を写真に残して楽しむという釣り人は多いのではないでしょうか。SNSを通じて人の釣果を見たり、自分で公表したりする交流も楽しいもの。写真を撮ってもらえて、嬉しかったに違いありません。

貸してもらったタックルでサゴシが大漁

エギングに行った時にサゴシが湧いた。エギングロッドしか持っていない僕を見て、若いお兄さんがショアジギングロッドとリール、さらにルアーまで貸してくれた。その後爆釣。とても感謝しています!

狙うターゲットによって、使う道具が異なる釣り。種々の魚介類を狙える海では、予想外のターゲットがヒットすることも多々あるのではないでしょうか。見ず知らずの人にタックルを貸してくれるなんて、本当にいい釣り人です。

年の差なんて

釣果を聞きつつ、釣れるまでは暇なので世間話しててその内意気投合して夜には一緒にお酒を飲んでました。

今では釣り仲間として一緒に釣行してます。親子位歳は離れてるんですけどね(笑)

釣りは年齢を問わず楽しめるアクティビティ。お酒を酌み交わせば、年齢の壁を取り払って釣りの話題に留まらず、人生のことなど深い話も出来てしまうのかもしれません。

パターンを教えてもらい

甥っ子2人を連れて釣りに行った時、ポイントも何も分からなかったがたまたま隣にいたお兄さんに挨拶し事情を説明すると、

「今の時間はここら辺、夜になるとベイトやゴカイが出てくるんでどこどこの橋の下がいいよ!」などすごく丁寧に教えて下さいました。

無事甥っ子に立派なシーバスを釣らせてあげることが出来ました!とても嬉しく一生忘れられない思い出です!

初めてサビキをした時、隣のおじさんが「飛ばしサビキしたらいいよ」と自分のウキから何から全部貸してくれた。

後でウキだけ新品買って返したら「気を遣わんでいいのに」と釣れたアジを半分近くくれたのが思い出ですね。

初めて行く釣り場や、新しいジャンルの釣りに挑むときはどことなく心細いものですよね。そんな時、現地の釣り人から親切にされると嬉しいものです。釣り人には、そんな余裕のあるカッコいい人も多いのかもしれません。

みんな体調不良!?

マグロキャスティング船によく乗っている時に、平日に仕事休んで行ったら、同船者がみんな体調不良を装ったサボりの方々で、親近感が湧きました。

仕事をサボって釣りへ。何と、乗り合わせた船の釣り人達は、回答者さんと同じように、少年のような自由な心を持ったお仲間だったようです。映画釣りバカ日誌の主人公、浜崎伝助を彷彿とさせます。

狙う魚は違うけど

清流でシーバスを釣りに行った時、良いポイントには鮎釣りの人が…目が合ったのであいさつをすると、

「シーバスか?あっちにデカいのいたぞ!あんちゃん釣ってくれよ~!」と、色んな情報を惜しげもなく教えてくれた上に釣れた鮎をお裾分けしてくれました。

釣り場を争うことなく、釣れた魚を分け合うという、人間らしいやりとりに溢れたひとコマですね。ターゲットの目撃情報だけでなく、普段お目にかかれないような魚まで手に入れられたらお得な気分です。

兄ちゃん任せろっ!!

ランカーシーバスが掛かった時、回りのアングラーが「兄ちゃん任せろっ!!」とたも入れを率先してやってくれた。

たも入れ後「やったじゃねぇか!!」と言われ、一緒に興奮してました(笑)

ランディングを手伝ってくれて、大物が釣れたことを一緒に喜んでくれる男前な釣り人も。大物がHITしただけでもテンションは上がりますが、一緒に喜んでくれる人がいると更にテンションが上がってしまいますね。

総出でゴミ拾い

昼間に人気ある堤防で釣りしていて、帰る前にゴミ拾いしてたら周りの釣り人が総出で付き合ってくれた。

ほんとに心ある人はいるもんですね。

釣り場所のゴミ拾いしてる人を見て、友達と二人で同じ様にゴミを拾いをした!

気づけば知らない人ばかり10人ぐらいになってた!何か、嬉しくなりました!

釣り場を綺麗にしようという1人の行動が心ある沢山の釣り人に波及したエピソード。1人では出来ない事も協力する事で出来る事がきっとあるハズです。

素敵な釣り人に乾杯!

釣りで嬉しかったエピソードには、素敵な釣り人達の姿が見えました。回答にご協力いただき、集まったエピソードは350件以上。今回ご紹介したエピソードはその一部ですが、全国各地に素敵な釣り人がいるようです。みなさんも、釣り場で優しい気持ちになったり、嬉しい気持ちになったエピソードはありますか?

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