現在のローマではチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグのFCポルト戦でも得点を記録した19歳MFニコロ・ザニオーロに大きな注目が集まっているが、見るべきは若手だけではない。若い頃より注目されていたウインガーが最高の時間を過ごしているのだ。
その選手とは、26歳のFWステファン・エル・シャーラウィだ。ミランでブレイクしたエル・シャーラウィは、2016年1月よりローマへ加入。ローマではやや苦戦していたものの、今季はローマ加入以降では最も良いシーズンになろうとしているのだ。
エル・シャーラウィはここまでリーグ戦で8得点を記録しており、この数字はすでにローマでのキャリアハイの数字だ。まだ後半戦はスタートしたばかりで、得点数を二桁に乗せることもできるだろう。ミラン時代には2012-13シーズンにリーグ戦16得点を記録しているため、何とかここまで数字を伸ばしたい。
伊『Calciomercato』もローマ史上最高のエル・シャーラウィと取り上げているが、注目すべきは得点のペースだ。エル・シャーラウィはここまでリーグ戦で142分に1点のペースでネットを揺らしており、これより良いペースを維持しているイタリア人FWはサンプドリアのファビオ・クアリアレッラだけなのだ。
得点数ではラツィオのチーロ・インモービレ、エンポリのフランチェスコ・カプートの方が上だが、2人の方が出場試合数が多い。特にリーグ戦ここ4試合は3得点1アシストと調子を上げてきており、この勢いをイタリア代表にも繋げたいところだろう。ザニオーロに話題を持っていかれている部分があるものの、ローマ史上最高の状態になっているエル・シャーラウィも忘れてはならない。