長崎県南島原市有家町一帯で16日、町歩きイベント「ありえ蔵めぐり」が始まった。明治時代の酒蔵が残る町並みを散策しながら、ひな飾りの展示や買い物を楽しむ観光客でにぎわっている。17日まで。
酒やそうめん、みそ・しょうゆの5業者でつくる「ありえ蔵のまち保存会」(吉田嘉明会長)が主催。古くから庄屋の町として栄えた歴史や町並みを地域活性化に生かそうと、2006年から開催している。
町内の五つの蔵や参加6店舗はひな飾りを展示。特産品を販売しているほか、みそすくいや豚汁(100食)の振る舞い、射的などが楽しめる。史跡案内と健康ウオーキングのイベントも合わせて実施している。
築約130年の浦川酒造では、座敷に明治・大正期のひな人形13種類を展示。諫早市正久寺町の農業、鈴木隆徳さん(71)は「豪華な古いひな人形が長年しっかり保存されていて感心する。全部の蔵を訪ねたい」とイベントを満喫していた。
ひな飾りは3月3日まで展示している。
華やか ひな飾り 「ありえ蔵めぐり」きょうまで
- Published
- 2019/02/17 00:19 (JST)
- Updated
- 2019/02/17 11:14 (JST)
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