土手野兄弟が力走 島原半島

 日ごろはトライアスロンのトレーニングに励んでいる土手野佑介、圭兄弟(ともに長崎大)が島原半島からエントリー。違う競技での挑戦だったが、大崩れなく走りきった。チームの日間5位躍進を支えた2人は「古里に貢献できたのならうれしい」と口をそろえた。
 教育学部の4年と1年で、2人とも島原高時代はサッカー部に所属。兄が大学でトライアスロンを始めると、弟も続いた。今回は大会前にチームの主力に故障が相次ぎ、1月末になって急きょ白羽の矢が立った。急ピッチで仕上げ、ともに小学6年時以来、2度目の県下一周の舞台に立った。
 それぞれ2区間を走り、結果は兄が7、7位、弟は7、5位。竹村総監督(大平食品)は「上出来。貴重な戦力になってくれた」と感謝した。弟の圭は「沿道の応援がすごかった。楽しくやれた」と満足そうだった。

兄弟で出走した島原半島の7区土手野佑(長崎大、右)と9区土手野圭(同)

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