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赤が効いた配色がイギリスのイメージとはちょっと違って、一体どこの国にいるのだろうという気分になるロンドンのスポット「レドンホール・マーケット」。でもハリーポッターファンなら見覚えがあるかもしれません。
直近ではダイアゴン横町として登場したのが、こちらのマーケットなんです。
レドンホール・マーケットとは?
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現在は、ビクトリア様式の華やかなデザインですが、歴史をたどると14世紀に端を発する、ロンドンで最も古いマーケットのひとつです。
当時はさまざまな種類の肉、牛肉や家禽、そして魚が並ぶ大きなマーケットでした。皮製品やカトラリーはここでしか扱いがなく入手することができないという時代も。このエピソードからも、レドンホールが重要なロンドンで重要なポジションを占めていたことがうかがえます。
1666年、市内を焼き尽くしたロンドン大火により、マーケットの一部が燃えてしまいます。その再建にあたって、今のような屋根付きの商店街になりました。このとき、牛肉のエリア、ハーブのエリアなどが設置されました。
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1881年に、これまで石造りだったマーケットが、鉄鋼とガラスをベースにした今の建物になります。とはいえ、こんなにきれいなのは、1990年代に大規模な改修が行われたからのようです。やはり、歴史的建造物はメンテナンスが大切ですね。
いまは、市が立つことはなく、それぞれ立派な店舗になっています。マーケットというよりもショッピングセンターといった印象です。生ハムの店、チーズ屋、花屋などに加え、レストラン、パブ、葉巻店、雑貨店、文房具店、バブアーなどのブティックも並んでいます。
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それでも、当時肉を吊る下げていた鉄のフックがあちこちで見られ、当時の面影をしのばせています。
レドンホール・マーケットへの行き方
レドンホール・マーケットは、ロンドンの中心部であるシティ地区にあります。
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有名なスポットでいえば、ロンドンの街を360°見渡せるスカイガーデンのすぐ近く。その先にロンドンブリッジがあります。
最寄り駅は地下鉄のMonument(徒歩4分)、Bank(徒歩6分)など。都心にあるため、周辺にいくつもの駅があります。
マーケットのパブリックスペースは24時間いつでも見学できます。
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ロンドンは、歴史的建造物と近代的な建物との融合が魅力の街。そんな街にあっても、決して埋もれることなく、一種独特の存在感を放っています。映画の撮影に使われることもしばしば。足を踏み入れたらきっと心が奪われます。
Leadenhall Market
Address:Gracechurch St London EC3V 1LT
Telephone: +44 (0)20 7332 1523
https://leadenhallmarket.co.uk/
参考
[英国政府観光局]
[CITY OF LONDON]
[All photos by Shio Narumi]