“次世代エース”吉浦兄妹好走 北松・松浦

 総合9位でゴールした北松・松浦。昨年から順位を一つ落としたものの、最終日は9区吉浦悠(志佐中)が今大会チーム唯一の区間賞を獲得し、1学年下の妹、明希(同)も15区で区間3位と好走するなど見せ場をつくった。川久保総監督(中興化成工業)は「次世代のエースたちがチームを助けてくれた」と胸をなで下ろした。
 小学生で陸上を始めた2人。一緒に朝練習をしてタイムを縮めてきた。県下一周は3年前の小学生区間で初めて兄妹リレーをした思い入れの深い大会。レース後は「楽しく走ることができた」と口をそろえた。
 悠は今春、中学を卒業して地元の松浦高に進む。「1年生から駅伝メンバーに入りたい」、明希は「来年の大会でしっかり区間賞を取りたい」と意気込んでいた。

北松・松浦の8区廣永友(西日本プラント工業、左)からたすきを受けて走りだす9区吉浦悠(志佐中)=雲仙市

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