人気声優・吉野裕行は“省エネ”キャラ!?「声優タクシー旅」で眼鏡作りに初挑戦！
世界で大人気のファミリー・チャンネルであるブーメラン（dTVチャンネル®内）での、アニメ「ドロシーとオズの魔法使い」の日本配信を記念した、「声優タクシー旅 吉野裕行」が配信される。本アニメ作品でブリキ男役とノーム王役を務めた吉野裕行が、タクシーで“夢の場所”を訪れる。今回は、アニメの見どころや、「声優タクシー旅」の撮影エピソードなどを聞いた。
──「ドロシーとオズの魔法使い」への出演が決まった時の心境を教えてください。
「原作の『オズの魔法使い』はもちろん見たことがある作品でしたし、小さいお子さんも親子で見られる作品じゃないですか。もしかしたら生まれて初めて見る作品に携われるっていうのは、すごくうれしかったですね。あとは、ブリキ男もノーム王もそうですけど、普段僕があまりやらないような役を、オーディションの結果、やらせてもらえることになったで、ありがたかったですね」
──ブリキ男との共通点はありますか？
「あまりそういうふうに考えないんですよね。考えると、情じゃないけど、脚色したくなって、僕の色気が芝居に出るのが嫌なんですよね。でも、自分から先にしゃべらないところはブリキ男と似てるかもしれませんね（笑）。僕も人がいるとしゃべらない“省エネ”タイプなんで (笑)」
──今回の作品を通して、見つけたものはありますか？
「外画（外国の映画）アニメは、どんなお芝居の仕方が正解なのかが難しいなって。外画のお芝居と、アニメのお芝居は違うっていうふうに言われている中で、その真ん中の外画アニメはどっちだろうなって、いまだに模索中です。昔の吹き替えってアドリブが結構あったんですけど、今は原音通りに芝居していってほしいみたいな要望があったりする時代だから、余計なことをしちゃいけないなって。できるだけ原音に正しく近づけるということに集中してやるようにしてますけど、それが正解なのかはまだ分かりません」
──では、「声優タクシー旅 吉野裕行」の企画を聞いた時の心境は？
「“夢の場所”って難しいなって。それを掘り起こすのに苦労しました(笑)。大人になっちゃうと、夢の場所はあるけど、番組じゃかなえられないな、とか考えちゃって（笑）」
──東京・浅草での街歩きと、眼鏡作りの旅を終えての感想をお願いします。
「昔は友達が浅草にいたから、週の半分以上は行ってましたね（笑）。でも、20年経つとこんなに変わるんだなと、衝撃でしたよ。下町の良さは残りつつも、どんどん外国からの観光客向けに変わってったのかな～っていう感じがしましたね。ゲームセンターも、昔は不良がいるっていうイメージでしたけど、今はとにかくにぎやかで、入りやすくなってる。あと、お菓子が豪華すぎる！ 電子マネーが使えることにも衝撃を受けました。昔は一生懸命両替して、横に積んでたのに（笑）、そういう意味でも変わったなと感じる部分は多かったですね。眼鏡は、もともと視力はよかったんですけど、だんだん目が悪くなってる実感があって、今回作りました。昔は両目とも視力1.5だったんですけど、今0.1と0.4になってて、びっくりしました！（笑）。スマホの使いすぎは怖いですね～。でもまさか自分が昔遊んでたところで、眼鏡を作るとはね。自分に似合う眼鏡をAIが診断してくれて、マッチ度が一番高かったものにしました。どんな眼鏡かは、ぜひ番組でチェックしてみてください！」
──ロケに慣れていらっしゃるように見えましたが、得意ですか？
「いや、やっぱり声優だからね～、得意じゃありませんよ。もう1人誰かいたら、ロケ先の人と話す時も広がりができますけど。何が正解か分からなくて、心配になります。撮影許可を得ていないところに行ってしまうというハプニングもありましたしね（笑）」
──今回のテーマである“夢をかなえる旅”にちなみ、サッカー好きとして知られる吉野さんですが、サッカー選手になりたいと思ったことはありましたか？
「ないない(笑)。僕、ちゃんと自分の分相応をわきまえて生きてきたんで（笑）。一番グレーな世界だったから、声優の道に入ってるわけですからね。俳優じゃないから、顔が出なくていいんだし、特徴のある声だし、これ可能性あるよって！（笑）」
──最後に、これから番組をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします！
「『ドロシーとオズの魔法使い』は、原作『オズの魔法使い』のキャラクター性を持ちつつも、オリジナルのストーリーになっていて、“原作のその後はこんな感じなのかな？”と楽しめると思うので、ぜひ見ていただきたいと思います。よく浪川大輔さんとも話しますけど、年齢とか性別とか国籍とか関係なく、人が楽しいなって思えることをやりたいよねって。だから『ドロシーとオズの魔法使い』も『声優タクシー旅』も、“これ面白いな！”とかみんなの刺激になってくれればいいなと思いますね」
【プロフィール】
吉野裕行（よしの ひろゆき）
2月6日生まれ。ハスキーがかった特徴的な声で、元気な少年役からクールな青年役まで幅広いキャラクターを演じ分ける確かな演技力を誇る実力派。「機動戦士ガンダム00」シリーズ（アレルヤ・ハプティズム役）、「薄桜鬼」シリーズ（藤堂平助役）、「イナズマイレブン」シリーズ（鬼道有人役）など、数多くの人気作に出演。
【番組情報】
「声優タクシー旅 吉野裕行」
ブーメラン（dTVチャンネル）
第1話／3月10日 午前8：35～午前9：00
第2話／3月24日 午前8：35～午前9：00
※番組後半では「ドロシーとオズの魔法使い」本編も特別配信。
「ドロシーとオズの魔法使い」
ブーメラン（dTVチャンネル）
4月配信スタート予定
