さむ~い冬の外遊びの味方!『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』 「寒い冬も外で思いっきり遊びたい」そんなあなたに朗報です。冷気を防いで体を暖かに包み込んでくれる魔法のような防寒シートを発見!なにやら、NASAのために開発された特殊技術が使われているのだとか。愛用者の好意的な口コミも多く、試してみる価値あり!? そこで今回は、編集部員が実際に使って、その実力を調査。保温効果や使い方、優れた点と気になる点をご紹介します。

冬山での休憩はとにかく寒い…

行動中は暖かいけれど、止まった瞬間に一気に体が冷える冬の山。休憩時にはダウンやフリースを重ねてしっかりと防寒するものの、山頂でゆっくり景色を眺めたり、山ごはんを作っている時間は結構つらいですよね。

上半身ほど着こめない下半身は、特に冷えやすかったりするもの。「何か良い冷え対策グッズはないかな~」と探していたところ、気になるアイテムを発見しました!

その名も『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』

アマゾンや楽天などでも販売されているこちらの『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』。防寒シートのようなのですが、商品説明をよく見みると“NASAのために開発された技術を転用したハイテク毛布”との記載が。

「宇宙開発に関わる技術が使われているなんてなんだか凄そう!」と思いつつ、露出した美女がサラッとかけている様子からも胡散臭さをぬぐえず。でもなんだかすご~く気になる…ということで、実際どうなのかを確かめるべく購入してみました。

2月の山で使ってみた。『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』の実力は?

2月中旬、山ごはんを楽しみにYAMA HACK編集部で山へ。この日は天気が良く比較的暖かかったものの、長時間ゆっくりしているとやはり足元から冷えてきました。前日に降った雪が残っていたこともあり、太陽が隠れると空気がひんやり。さぁ、『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』の出番です。

ベンチに敷いてお尻をガード

休憩時に登山道にあるとベンチに座ると、ベンチの冷たさがどんどん伝わってきてお尻から冷えてきませんか? 『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』を敷いてみたら…あれ!? 冷たくない!

冷たい風から体をガード

寒さを覚える要因のひとつである「風」。風があるのとないのでは、体感温度が大きく変わりますよね。『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』を体に巻いてみたら…あれ!? 寒くない!

実際に使ってみたところ、“暖かさ”を体感できた『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』。とはいえ、まだまだ「※個人の感想です。効果には個人差があります。」といった注意書きが必要なレベル。そこで、『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』の実力を数値で確かめる実験をしてみました。

実験してみた。『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』保温力はいかほど?

自動販売機でペットボトルのお茶(HOT/350ml)を2本購入。まず、それぞれの表面温度とお茶の温度を計測します。

表面温度は(A)49.5℃(B)46.0℃

お茶の温度は(A)48.3℃(B)47.4℃

そして(A)はそのまま、(B)は『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』で周りをくるんで庫内温度5℃の冷蔵庫へ。時間経過による温度の変化を計測していきます。

1時間経過

1時間後の(A)は23.8℃。蓋と底部分から冷えていますね。『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』でくるんだ(B)は39.0℃と、2本に大きな差がでました。

お茶の温度は(A)23.6℃、(B)39.0℃で、こちらも(B)の方が高い温度を保っています。

続いて、3時間後の温度を見てみましょう!

3時間経過

(サーモグラフィー画像は、周りの温度との相関関係で色が表示されます。 そのため気温が同じであっても、お茶の温度によって、背景の色が異なります。)

3時間後の(A)は10.4℃。『スペース暖シートプレミアム』でくるんだ(B)は26.0℃

お茶の温度は(A)15.0℃、(B)28.9℃に変化。

結果をグラフで見てみると、そのまま冷蔵庫に入れた(A)は時間の経過と共に急激に温度が下がっているのに対し、『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』でくるんだ(B)は、温度の低下が緩やか。

今回の実験ではシートの重なりが多いため、広げて体に巻いた時と同じ状況ではありませんが、『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』の有無による温度持続力の差は歴然。山で感じた暖かさは、本物だったといえそうです。

プラス1枚で暖かさは段違い!『スペース暖シートプレミアム』の優れた特徴

実験の結果からも分かった『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』の優れた性能。その実力を裏付けるハイテク素材について、詳しく見てみましょう。

保温力の高い特殊な4層構造!NASAのために開発された技術を転用

『スペース暖シートプレミアム』は、透明ポリエチレンフィルム、アルミ、不織布を重ねて作られた特殊な4層構造。体温を反射することで保温効果を持続させているのだとか。

これこそが、NASAのために開発されたハイテク技術。過酷な環境で活動する宇宙飛行士の宇宙服や宇宙船に使用された素材です。金属を蒸発させて異素材の表面に付着させることで、分厚く重い断熱材を使用せずとも軽量性と断熱効果を両立。この技術は、米国緊急救命医療やプロ登山家の緊急用体温保持、災害時など、様々なシーンで役立てられているそうです。たった1ミリの薄さなのに、あなどれません。

暖かさを蓄えつつ、通気性にも配慮

マイナス10度の環境下で体感温度23度”のキャッチコピーで2000年に発売された『スペース暖シートぽかぽか』。熱を逃さず暖かい反面、蒸れて濡れてくるという口コミも見られました。

しかし、NEWモデルの『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』では改善され、1平方センチメートルあたり直径120ミクロンの穴を約50個開けることで、従来品よりも通気性が格段に向上したようです。

あらゆるシーンで役に立つ!『スペース暖シートポカポカプレミアム』の気になる点

『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』はシングルとダブルの2サイズあります。今回使用したのはダブルサイズ。

ダブルは、ブランケットやひざ掛けとして2人で使うのにも便利なサイズ。レジャーシート代わりにも使えます。どちらの面も使えますが、シルバーの面を体側にすると、より保温効果が高いそう。

大人が寝転んだり、4人程度で座るのにも十分。

ただし、裏側が不織布なので、芝や土が付きやすいのが難点。洗濯機の使用はできませんが、柔らかい布で優しく水拭きするのはOKです。

それから、薄く軽いので風があるときは押さえるのがちょっと大変。バーっと風になびいてしまうので、大きく広げずにたたんで使うのがおすすめです。

お値段がちょっと高いという声も聞かれますが、相応のパフォーマンスを発揮していると感じているユーザーが多いよう。

2枚組なので山仲間と分けるも良し、1枚は山で、もう1枚は自宅で使っても良し。毛布の上にかけたりシーツの下に敷くだけで、暖房なしでぽかぽか快適に眠れるそうですよ。販売店によって結構価格が異なるので、最安値を探してみてくださいね。

寒い日も『スペース暖シートぽかぽかプレミアム』で外遊びを楽しもう!

(胡散臭いなんて思ってごめんなさい…、本当に優秀でした!)

もうすっかり名前を覚えてしまったのではないでしょうか? 薄くてかさばらず、軽量なので登山への携行性も◎。1枚プラスするだけで暖かさにこれだけの違いがでるのであれば、持って行かない手はありません。シュラフマットの下に敷いたり、寝袋の上にかけたりとテント泊でも活躍してくれるはず。保温したい食べ物や水筒を包んだり、キャンプや車中泊用にもぴったりなので、ぜひ試してみてください。

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