横浜市の障害福祉サービス、110万円過大受領

◆負担額認定ミス 横浜市は8日、同市都筑区内で、障害福祉サービスの利用者が支払う負担上限月額の認定を誤り、総額約110万円を多く受け取っていた、と発表した。過大支払いは1世帯当たり計約3千〜約63万円。

 同区高齢・障害支援課によると、認定に誤りがあったのは2013年4月から15年10月の14世帯17人分。うち10世帯12人に過大支払いがあった。市民税額に応じて変わる上限月額の計算作業で、18歳以下の扶養控除を考慮していなかった。市の点検で判明。複数の担当職員が誤認定し、ダブルチェックも不十分だったという。

 市は今後、返還手続きを進める。同課は「区でマニュアルを作成し、担当者で共有を徹底する」とした。

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