おすすめロックフィッシュワーム20選! カラー・形状ごとの特徴と選び方のポイント 根魚を狙うロックフィッシュゲームの必需品とも言えるワームを厳選してご紹介!さらにワームカラーやシェイプによる違いと選び方のポイントも解説。ライトロックフィッシュから、ハードロックフィッシュまで、釣れるワームが見つかります!

ロックフィッシュゲームの主役『ワーム』

ロックフィッシュゲームはハタ類やカサゴ、メバル、ソイ、アイナメなどの根魚をルアーで狙うスタイルの釣り。メタルジグやプラグ等で釣る事も出来ますが、根回りを効率的に攻めるためワームを使うのが一般的です。

ロックフィッシュで使用されるワームは主に2〜4インチまでのサイズが主流となっており、そのカラーや形状のバリエーションも豊富。様々なワームを使い分ける事によって、釣果をアップさせたり対象魚種を絞り込んだりすることが出来ます。

ワームのチョイスで釣果が劇的に変わる事も

ロックフィッシュではワームの種類によって釣果にも影響が出る事も多々あります。魚の活性やベイトに合わせて形状やサイズを選択したり、対象魚や水質に合わせてカラーをローテーションするなど、状況に合った『当たりワーム』を見つける事が釣果を伸ばすうえで大事な作業と言えるのです。

ロックフィッシュ用ワームの種類と選び方

ロックフィッシュ用ワームには根魚が捕食するベイトに合わせて、さまざまな形状のワームが販売されています。根魚は小魚はもちろん甲殻類や多毛類など、シーズンやフィールドによって幅広いベイトを捕食しています。

またベイトにアジャストするという単純な理由だけでなく、それぞれの形状によってアピール力やアクションも大きく異なるため、それぞれの特徴をしっかり知ることで、アプローチの幅も大きく広がり、魚と出会える確率を大幅にアップさせることができます。

ピンテールワーム

テールが細い針のような形状になっているワーム。ジグヘッドと組み合わせたダートアクションで小魚をイミテートすることはもちろん、ズル引きで使用することで多毛類の動きを再現することもできます。

低活性な状況に効果的なワームとされており、食いが渋いシチュエーションで試してみるのがオススメです。

シャッドテールワーム

円形のテールパーツが特徴的なのがシャッドテールワーム。このパーツが水を受ける事で左右に振れ、スイミングさせるとまるで小魚のように泳ぎます。

小魚を積極的に捕食している高活性時に効果的とされていますが、ジグヘッドと組み合わせたスイミングアクションや、テキサスリグ等でのボトムバンピングでも使用出来るなど汎用性の高い形状でもあります。

グラブ

カール状のテールが特徴的なシェイプのワーム。スイミングさせるとテールがはためき根魚にアピールします。こちらも小魚を模したアプローチが基本となる形状で、スイミングでのアプローチはもちろん、リフト&フォールやボトムでのズル引きもこなす汎用性の高いシェイプです。

クロー系ワーム

根魚が好んで捕食するとされている甲殻類をイミテートしたワーム。ロックフィッシュ用ワームとしては人気が高くサイズやカラーのバリエーションも豊富です。基本的にはボトムでのアクションがほとんどであるため、合わせるリグにはテキサスリグ、フリーリグなどオフセットフックと重めのシンカーの組み合わせがおすすめです。

フラット系

近年ロックフィッシュ向けに登場してきたのがフラット系ワーム。根魚と生息域が重なる小型のカワハギや、ネンブツダイ、ハタンポ等の扁平なベイトフィッシュや、カニを偏食している状況で効くとされています。

フリーリグやテキサスリグで使用するとスパイラルフォールし、このイレギュラーアクションが他のワームに反応しきらない魚にアピールするとされている注目の形状です。

形状を選ぶポイント

ワームの形状を選ぶ際はフィールドのメインベイトとアプローチの仕方を意識しましょう。リグやアクションに合わない形状をチョイスしてしまうと、せっかくのワームの魅力も半減してしまいます。

はじめてワームを購入する方は汎用性のグラブ系やシャッド系、ボトム攻めに適したクロー系の3種類がおすすめです。

ロックフィッシュを魅了するカラーとその選び方

ロックフィッシュ用のワームには、フィールドや魚種に合わせたさまざまなカラーがラインナップされています。カラー選びはそれぞれのフィールドのベイトにより近いアプローチができることはもちろん、根魚に対してのアピール力のアップなどさまざな効果をもたらしてくれます。

またワームのカラーをマメに交換していくことで、根魚をスレさせないメリットもあります。また、様々なカラーがある中で自分の中でのお気に入りカラーを見つけ出すこともロックフィッシュの楽しさの一つでもあります。

レッド系

ロックフィッシュ用ワームでは定番とされているのがレッド系。一見アピール力の高いカラーに思われがちですが、水中では黒に近い色調に変化するため比較的ナチュラル寄りのカラーとされています。

晴天時でも曇天時でも釣れ具合が変わらず、赤が有効とされている根魚も多いため、初めてのポイントやカラーに迷った時はレッド系で魚の反応を見てみるとよいでしょう。

オレンジ系

レッド系より明度がやや高く、魚にとっても視認性が高いカラーとして人気のオレンジ。アイナメやハタ類、カサゴに効果的なカラーとされており、クロー系ワームには必ずと言っていいほど採用されているカラーです。

広範囲から魚を探したり、曇天時やマズメ時などの光量が少ない状況や、昆布帯やケーソンの穴など太陽光が入りにくいポイントにタイトにワームを送り込むシチュエーションにおすすめです。

チャート系

オレンジから明度をさらに高めたハイアピールカラー。オレンジではアピール力が足りないシチュエーションはもちろん、水質が濁り気味のフィールドや、マズメ時・ナイトゲームにも有効なカラーです。

アピール力が高い分他のカラーに比べてスレやすい傾向もあるため、カラーローテーションの後半に投入するのが効果的とされています。

ブルーバック(イワシ)系

イワシなどの小魚をイミテートしたフラッシング系カラー。魚食性の高い大型のハタ類や、ベイトフィッシュの群れに着いてる根魚を狙う際におすすめのカラーです。広範囲からスイミングアクションで活性の高い魚を見つけていくような釣りで活躍してくれるカラーでもあります。

ウォーターメロン・グリパン系

主に北国のフィールドではド定番とされているグリーン系のナチュラルカラー。釣り人によるプレッシャーがかかった状況や低活性なシチュエーションや、甲殻類や多毛類を捕食している根魚に抜群の効果を発揮します。アピール力が低いためスレにくい点も魅力です。

クリア系

水質がクリアなフィールドや日の光が強いデイゲームで効果的なクリア系。太陽光がワーム内部で乱反射するため、晴天時は超ハイアピールに、曇天時やナイトゲームではナチュラルへとアピール力が変化するカラーです。

他のカラーで反応が薄い状況で思わぬ釣果が期待でき『このカラーさえあればいい!』、とさえ語るアングラーもいるほど信頼性の高いカラーです。

パール・グロー系

ナイトゲームや濁りで魚の視認性が著しく落ちるシチュエーションで効果的な夜光カラー。カサゴやメバル、ソイ類などを夜釣りで狙う際の定番カラーです。クリア系と同様、デイゲームで他のカラーへの反応が薄い時に高反応が得られる事があるため、昼夜を問わず一つは持ち歩いておきたい秘密兵器とも言えます。

カラー選びのポイント

カラーを選ぶ際はナチュラル系、アピール系の使い分けが大切です。同系統のカラーで固めるのではなく、状況に合わせて使い分けができるよう様々なカラーを持っておくのがおすすめ。

レッド系かグリパン系の2種類を基本に、オレンジ/チャート系などのアピールカラー、それらが効かない時用のクリアやパール系の3系統で揃えておくと、様々な状況で釣果を出しやすくなります。

ライトロックフィッシュ向けのおすすめワーム

ソイ、カサゴ、メバルなどの30センチ以下の魚を対象とするのがライトロックフィッシュゲーム。これらをワームで狙う際は2インチ前後のやや小さめのサイズがおすすめです。

甲殻類よりも小魚やプランクトンなどを中層付近で捕食している場合はピンテールやシャッドテール。ボトム狙いの場合は2インチクラスまでのクローワームがおすすめです。

ハードロックフィッシュ向けのおすすめワーム

磯場やオフショアの険しい岩礁帯でハタ類やアイナメ、大型のソイなど狙うハードロックフィッシュゲーム。ワームの形状やサイズは対象魚やベイト、ポイントの地形等で選ぶことが重要です。

アイナメやムラソイ、カサゴ、アカハタ等のボトム攻めがメインになる魚にはクロー系、大型のソイやオオモンハタ、キジハタ等魚食性の強い魚にはシャッドテールやグラブなど、狙う魚や演出したいベイトに合わせて使うワームを選んでみましょう。

ロックフィッシュの楽しさはワーム選びからはじまる!

ロックフィッシュを釣る際にもっとも大切なアイテムと言っても過言ではないワーム。形状やカラーを使い分けることで釣果をアップさせることはもちろん、ターゲットを釣り分けすることも可能です。

様々なワームを揃え、カラーや形状のバリエーションをローテーションすることで、ロックフィッシュゲームが更に楽しくなりますよ!

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