鉄を切る?溶接?鉄製のオリジナルキャンプギアを作ってみた! CAMPHACK×LANTERNの連携記事企画!実践派アウトドアメディアサイトLANTERN編集部がセレクトした、キャンプギアや特集記事、キャンプ場記事をCAMPHACKで紹介します。

CAMP HACK × LANTERN

この記事は、LANTERNで掲載された記事の一部をCAMP HACKでもお届けする連携企画です。

今回は、鉄を使ったDIYに挑戦! DIY初心者さんをサポートしてくれるショップ「Fe★NEEDS」で、実際にこだわりのキャンプギアを製造した様子をお届けします。

鉄を切る?溶接?鉄製のオリジナルキャンプギアを作ってみた!

ここ数年キャンプ用品をDIYする人が増えています。

代表的なモノでは、木を使った収納ボックスやテーブル、チェアなど木製が中心ですが、鉄を切ったり溶接してオリジナリティやかっこよさを追求する人もいます。

しかし、鉄を使ったDIYは、溶接や切断などなかなか難しいのが現状ですが、なんと鉄を使ったDIYを手軽に体験できるお店があるとの噂を聞きつけ、体験取材してきました!

そのお店は東京中目黒にある!?

鉄を使ったDIYということで、下町や工業地帯を勝手にイメージしましたが、お店がある場所は「中目黒」。

東急東横線の高架下、おしゃれな店舗やオフィスが立ち並ぶ一角に、鉄を使ったワークショップを体験できるお店「Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店(フェニーズウェルダーズポイント)」はありました。

こちらが店長の浅田さん。髭がお似合いで、いかにもモノ作りが得意そうな雰囲気を醸し出しています。

鉄の持つ特性に魅せられてこの世界に入ったという浅田さん。じつは筋金入りのキャンプ好きで、鉄を使った様々なキャンプ道具を作っています。

折り畳み式の焚火台

折り畳むと棒状になってコンパクトに収納ができ、持ち運びも楽々。トライポッド付きで、ケトルやダッチオーブンを吊るすこともできます。

ブラスタートング

薪を挟むトングの役目と、火吹き棒の2つの役目を果たしてくれます。デザインもかっこいいですね。
この2点は購入も可能です。
Fe★NEEDS楽天ショップで確認
ほかにもお店の中には、鉄の作品がいろいろ。ワークショップを体験できる代表的なものは、

鉄製の表札

鉄製のアルファベットの文字を組み合わせて溶接したり、鉄板を切り抜いてオリジナリティあふれる表札を作ることができます。

アイアンラックやスツール

キャンプでおなじみのアイアンラックやスツールも作ることができます。木製品と組み合わせるとあたたかみのある作品ができますね。

これ以外にも、自分の作りたいものやイメージがあれば作成が可能とのこと。せっかくなので、私もチャレンジしてみました。

ノープランで悩んでいる私を見かねて、「LANTERNなんで、ランタンスタンドでも作ってみますか?」と浅田さん。
「それいいですねー」即決する私。

おもむろに紙にデザインを書き起こす浅田さん。普通じゃ面白くないですよねーなど意見を出し合い、スラスラと書きあげ「こんなのどうですか?」。

あっという間にデザインができあがりました。

続いて、素材探し。お店の中は鉄の棒や板など様々な素材があり、その中からデザインに起こしたアイデアを形にするための準備をします。

ちょうどお店にあった200Aを手に取り、サイズの確認をしたりして、着々と完成のイメージができあがっていきます。といっても、ほとんど浅田さんに任せて、私は「いいっすねー」のあいづち担当に。

そうやって集まった素材がこちら。揃いも揃ったいろんな鉄達。いよいよ制作に入ります!

LANTERNのランタンスタンド制作開始!

スノーピークのパイルドライバーのように、地面に刺して使うことを想定し、まずは鉄の角棒の先端を鋭角に切断します。

使う道具は、鉄切断用の電動ノコギリ。セットしてレバーを握り下ろすだけで、直径1cmほどの鉄棒がいとも簡単に切れました。

続いて、その鉄棒に「LANTERN」の刻印を打ち込みます。

アルファベットを1文字ずつ、打ち込みます。これが意外と難しくて、練習ではなかなかキレイに文字が刻めず、30回ほど打ち込む練習してからの挑戦。

できあがった刻印がこちら。思ったより上手にできたのではないでしょうか。これだけでも愛着が湧きます。

続いて、土台となる厚さ1mmの鉄板を丸型に切ります。ここで登場するのが、エアープラズマ切断機。切断時は、先端から約3,000度の熱が放出されるという言葉を聞き…ビビります。

まずは浅田さんの指導のもと練習です。目を保護するゴーグルと手には革製の手袋をして、いざ切断!

鉄板に書かれた白いチョークのあとをなぞるように切断します。ほぼ浅田さんの誘導で何とかなってます。。。

と言いつつ、ものの2、3分後には自分一人で切ってるー。けど全然真っすぐキレイにはできません。真っすぐキレイに切るってめちゃめちゃ難しいです。浅田さんマジリスペクトします。

練習も終わっていよいよ土台となる丸(まる)を作ります。

白いチョークの痕を慎重になぞりながら丸く切っていきます。

できました!どうですか?丸になってますよね。LANTERNのロゴの形で中心を切り抜いて軽量化と水が溜まらないような工夫もしました。

いよいよ溶接です!切りだした土台と浅田さんが用意してくれた丸型のエキスパンドメタル。

これを溶接します。ものすごい明るい火花が散るので、顔と目を保護する専用の遮光グラス付きのヘルメットと革手袋をして溶接に挑みます。

浅田さんに全面的な補助をしてもらいながら土台となる部分を溶接。

続いて土台と鉄棒の支えとなるジョイント部分を溶接。いよいよ完成の時が近づいてきました!

そしてついに完成!

置き型のランタンスタンドができました!お店の前の花壇で早速試してみます。

おおーいいじゃないですかー!吊り下げない感じが新しい!ちょっと高さは低いですが、それがまた何とも言えない可愛らしさ。そして200Aのタンクがピッタリ収まった!

LANTERNの刻印もいい感じですね。

土台のLANTERNロゴの切り抜きも、ランタンを乗せると見えないけど、見えないところへのこだわりが自己満ですが気に入ってます。浅田さん、いろいろとありがとうございました!

まとめ

正直、鉄の溶接や切断なんて自分じゃ絶対できないと思ってましたが、それができちゃうお店「Fe★NEEDS」。

素人の私がこんなに簡単にできてしまった理由は、浅田さんの人柄と丁寧な教え方だけでなく、浅田さん自身が薪ストーブを自作したり、テントを作ったりするほどのキャンプ好きで、キャンプに持っていった場合や、使った時をイメージしながら、アイデアやアドバイスをくれたからこそ。本当に心強くて安心して作れました。

ちなみに、費用については、1時間5,000円で材料費は込みというシステム。今回の体験で実際に掛かった時間は1.5時間なので費用は7,500円。なかなかお手頃な値段ではないでしょうか。

鉄のワークショップでみなさんも、オリジナルのキャンプ道具を手に入れてみてはいかがですか。次のキャンプがもっと楽しみになりますよ。キャンプ好きの大切な人へのプレゼントにもいいですね!

今回紹介したお店

店舗名:Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店
所在地:〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-43-18 NAKAME GALLERY STREET at 中目黒高架下内#96-97MAP
電話番号:03-6303-0755
営業時間:平日 11時~20時 土日祝 10時~19時
定休日:毎週火曜日
ホームページhttps://feneeds-nakameguro.shopinfo.jp

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