「おかあさんといっしょ」体操のお兄さん・小林よしひさが卒業。12代目お兄さんは福尾誠

NHK Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」(月~土曜午前8:00)の出演者交代発表会見が行われ、4月から12代目の“体操のお兄さん”を福尾誠、初代“体操のお姉さん”を秋元杏月が務めることが決まった。

1959年にスタートした同番組は歌や体操のコーナー、ぬいぐるみ人形劇などで構成される国民的な子ども番組。61年から体操のお兄さん、81年からは身体表現のお姉さんが登場し、現在出演する11代目の体操のお兄さん・小林よしひさと、パント!のお姉さん・上原りさは3月で卒業する。

これまで体操の選手・指導者として活動してきた福尾は「体操競技を通じて得た経験を生かして全国のお友達に体を動かす楽しさや体操の楽しさ、笑顔をたくさんお届けできるように頑張りたい」と意気込みを明かすと、新体操経験のある秋元も「明るく前向きな気持ちになっていただけるように元気とパワーを届けられるお姉さんを目指して頑張っていきます。何より、子どもたちの心に楽しさやわくわくする気持ちのような何かキラキラしたものを届けたい」とアピールした。

3月の卒業が決まり、体操のお兄さんを歴代最長となる14年間務めた小林は「先代お兄さんが有名な佐藤弘道お兄さんだったので、世間の皆さんに受け入れてもらえるのか不安な気持ちがすごく大きかった」と就任当初を振り返り、「この14年間は初心忘るべからずと、常に進化していけるよう努力してきました。体操のお兄さんをやり切った、ホッとした気持ちがすごく強いし、14年間もかかわらせていただいたことを本当に幸せに思います」と感無量の様子。

また、7年間にわたりパント!のお姉さんを務めた上原も「スタジオに来てくれる子どもたちは、みんな個性が豊かで私が想像もつかないことを目の前でやってくれたり、いろいろな発見がありました」と子どもたちとの思い出を明かし、「みんなと一緒に過ごした時間は私にとってとても大切な宝物です。私の人生において何にも変えられないすてきな瞬間でした。こうやって新しい世代にバトンを渡すことができたことも、とてもうれしく思っています」と新たなお兄さん・お姉さんにエールを送っていた。

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