風に負けるな!
「風が強くて釣れる気がしない」なんて経験はありませんか? もちろん、立っているのが困難な状況は例外ですが、ある程度の風ならば釣果を上げることができます。
しかし、それは“風対策”ができていればの話。
今回は、強風下で釣りをする時の2大原則をご紹介します。
ロッドを下げる
風の影響をもっとも受けるのは、竿先から海面までの“空中のライン”。
この部分が風に引っ張られることによって、狙ったポイントから外れ、ルアーや仕掛けの動きを乱すのです。
穂先を海面に突っ込むことも
ラインが受ける風の影響を少なくするためには、竿先を海面近くまで下げて、空中を漂うラインを少なくすることが大切です。
また、海面までが近いポイントであれば、竿先を完全に海中に入れてしまいましょう。とにかく、仕掛けが着水したら竿先を下げ、ラインを沈めるクセを付けてください。
仕掛けを重たくする
ラインが風に飛ばされると、海中の仕掛けにどのような影響を与えるかご存知でしょうか? 実は、仕掛けが上方向に引っ張られるのです。
つまり、狙ったタナから外れたり、ルアーの姿勢に悪影響を与えたりすることに。それゆえに、風に負けない“下方向への力”が求められます。
ヘビーウエイトで風に打ち勝つ
仕掛けが上方向に引っ張られるなら、その力に勝つだけのウエイトが必要になります。
そのため、重ためのメタルジグやディープタイプのエギといった、ヘビーウエイトの仕掛けが威力を発揮するのです。
「風に引っ張られる分をオモリで打ち消す」イメージで、ウエイトの選択をしてみてください。
風が吹いても諦めないで!
釣り人にとって風は、釣りがしにくくなるので嫌な存在です。しかし、風が吹いて海面が荒れだすと、魚が釣れやすくなることもあります。
こういった魚を逃さないためにも、釣りを諦めるのではなく、風の日の釣り方をマスターしておくようにしましょう!
ただし、絶対に無理は禁物です。命にも勝る釣果なんてありませんよ!