元Moto3ライダー尾野弘樹擁するミクニテリーアンドカリーが小田原城で参戦体制を発表

 全日本ロードレース選手権に参戦するミクニテリーアンドカリーレーシングは、2019年シーズンの参戦体制を神奈川県の小田原城で発表した。

 二輪、四輪の燃料噴射関連品などを取り扱うミクニ。1997年から社内活動としてレースを行い、2019年で全日本ロードの参戦が22年目となる。

尾野弘樹(左)、村瀬健流(右)/ミクニテリーアンドカリーレーシング

 今シーズンは全日本J-GP2クラスに、元Moto3ライダーでチーム2年目となる尾野弘樹を継続起用。マシンも昨年同様にスズキGSX-R600を駆る。

 尾野は2010年から主戦場を海外に移し、2015年シーズンから2016年シーズンにかけて世界選手権Moto3クラスでしのぎを削ってきた。

 2017年シーズンは、FIM CEVレプソル国際選手権のMoto2クラスに参戦しランキング8位を獲得。2018年は同チームから全日本ロードに復帰しランキング12位を獲得した。

 全日本J-GP3クラスにはチーム4年目となる村瀬健流を起用。マシンはホンダNSF250Rとなる。

 2017年シーズンはJ-GP2クラスでランキング17位を獲得した村瀬。2018年はJP250クラスでランキング2位を獲得し、今シーズンはJ-GP3クラスにスイッチする。

ミクニテリーアンドカリーレーシングは、2019年全日本ロード参戦発表を小田原城で開催

 また、J-GP2クラスに武田雄一がアドバイザーを継続して務めることも発表。さらに、2018年にJ-GP3クラスでランキング3位を獲得した小室旭もアドバイザーとしてJ-GP3クラスをサポートする。

 小室は1月に2019年シーズンについて、「さて今年ですが小室旭の活動としては全日本参戦を一時休止し、バイクを通じたサポート側に徹しようと考えています」と自身のブログで語っていた。

 ミクニは、創業100年となる2023年に向け『突破力』をキャッチフレーズに、両クラスで優勝、シリーズチャンピオンを狙う。

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