海洋産業の活性化へ 21日まで、横浜でうみコン

 海洋分野の企業や研究機関などが一堂に集まり、最新の技術や研究成果を紹介するビジネス展示会「海と産業革新コンベンション~シーズの最前線と対話・交流によるイノベーション~」(うみコン2019)が20日、横浜市中区の大さん橋ホールで始まった。21日まで。

 横浜市や同実行委員会などの主催で、今年で2回目。海洋産業の振興・活性化につなげるとともに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究成果発表会「ブルーアースサイエンス・テク2019」を同時開催するなど、研究者と技術者の交流や情報共有を深める狙いもある。

 会場では、企業や大学などが海洋観測機器など製品や技術、研究内容をブースで展示。ニッスイマリン工業による船員や洋上作業員向けサバイバル訓練の紹介や、JAMSTECや東京海洋大などと中小企業が連携して開発した長期海底観測装置「江戸っ子1号」といった展示もある。

 また、この日は、国の海洋政策に関する基調講演や大学生対象の海に関する仕事紹介セミナーなどを開催。21日には、大さん橋岸壁での水中ドローン実演会をはじめ、水産や深海調査、海洋レジャーなどに関するセッションも行われる。

 入場無料。詳しいプログラムは、うみコン2019公式ホームページ。

海と産業革新コンベンション

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