みな佇まいが似ています【私鉄に乗ろう 79】上信電鉄再挑戦その9

この辺りは住宅地の雰囲気。

線路が真っ直ぐになって、西富岡から0.8kmで上州七日市駅。

単式ホーム。周囲には樹木が多いです。

駅名標。1912年(大正元年)開業。この駅も七日市駅を1921年(大正10年)に上州が冠され上州七日市駅になっています。

人の気配の無い木造駅舎。待合室でノンビリ手足を伸ばしたい気分です

町工場や住宅の間を走ってゆきます。

1.3kmで上州一ノ宮。この駅も島式ホーム。

駅名標。1897年(明治30年)の開業時は一の宮駅でしたが1921年(大正10年)に上州一ノ宮に改称されています。旧上野国の一宮「一之宮貫前神社」の門前駅です。

1921年(大正10年)に、新屋→上州新屋、福島→上州福島、富岡→上州富岡 七日市→上州七日市、一の宮→上州一ノ宮と5つの駅名に一斉に上州が冠されました。これは、その年に社名が上州電気鉄道に改称されたことに起因しているのでしょうか。

木造駅舎があります。山名駅舎、吉井駅舎、上州福島駅舎、そしてこの上州一ノ宮の木造駅舎はみな佇まいが似ています。

ホーム。屋根のない部分に小さな待合室があります。

【私鉄に乗ろう 79】上信電鉄再挑戦 その10 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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