ブルージェイズ・ギャルビス 強打者に敬意を表して背番号変更

今季からブルージェイズに加わったフレディ・ギャルビスは、昨季までブルージェイズの先発ローテーションの一角を担っていたマルコ・エストラーダがお気に入りの選手だったため、エストラーダが過去2シーズン背負っていた「19」を自身の背番号として選択した。しかし、新天地でのスプリング・トレーニングが始まって1週間、ギャルビスは背番号を「19」から「16」に変更することを決断。ブルージェイズの球団史に残る強打者であるホゼ・バティースタに敬意を表し、「19」を背負わないことを決めたのだ。

お気に入りの選手だったエストラーダと同じ背番号ということで「19」を選択したギャルビスだが、ブルージェイズの一員としてスプリング・トレーニングに参加するなかで、バティースタが2010年から2017年まで「19」を背負っていたことを思い出したという。

「僕は彼と、彼がブルージェイズのために成し遂げた仕事をリスペクトしているんだ。だから19番を使用しないことを決めたんだよ」とギャルビス。「僕個人の意見としては、彼は本当に優秀な選手だったから、彼に対するリスペクトを示す必要があると思う。だから19番は背負わないよ」とバティースタへの敬意を口にした。

ギャルビスはフィリーズでの6年間とパドレスで過ごした昨季、背番号「13」のユニフォームを着てプレイしてきた。今回は背番号「16」を選択したが、あまり深い意味はないようだ。ブルージェイズでは正遊撃手争いのライバルとなるルルデス・グリエルJr.が「13」を背負っているが、ギャルビスは他の選手がすでに着用している背番号を譲り受けることを好まない。これもギャルビスの他者に対するリスペクトの表れであると言えるだろう。

ギャルビスは胸部のブルージェイズのロゴを指さしながら「ここに書かれている球団名が僕にとっては大切なんだ。どの背番号を与えられたとしても、僕は一生懸命にプレイするだけさ」と新天地での活躍を誓った。

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