季節の歩み急ぎ足 来週は特に暖かく 気象庁1か月予報

1か月予報(2月23日~3月22日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

気象庁は21日、向こう1か月の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高い見込み。ただし、東日本太平洋側と西日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べてぐずついた天気の日が多くなりそうだ。

1か月予報(2月23日~3月22日の降水量) 出典=気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(2/23~3/1)は全国的に気温が平年より高い見込み。特に、26日(火)頃からの1週間ほどは、北海道を除く各地で気温が平年よりかなり高くなるとして、気象庁は「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。東北や北陸の山地など雪が多く積もっている地域では、なだれや融雪による災害にも注意が必要だ。

1か月予報(2月23日~3月22日の日照時間) 出典=気象庁ホームページ

 2週目(3/2~8)も、依然として全国的に平年より気温が高い予想となっている。東・西日本太平洋側は低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。3~4週目(3/9~22)も、東・西日本、沖縄・奄美で気温が平年より高い予想だ。東・西日本では天気が数日の周期で変わり、太平洋側はようやく平年と同様に晴れの日が多くなる見込み。

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