アボカデリア
**アボカド界に巻き起こす旋風
「森のバター」のヘルシーバー**
続いては世界初とうたうアボカドのバー「アボカデリア」。ブルックリン区の複合施設「インダストリーシティー」に2017年オープンして人気に火が付き、2号店を18年にチェルシーにも出した。アボカドは2割ほどが脂質で「森のバター」と呼ばれ、血液をサラサラにする効果のある不飽和脂肪酸を多く含む。
メニューはどれもアボカド満載。定番のサラダから近年人気のトースト、ドラゴンフルーツやマンゴーと組み合わせた珍しいスムージーまで、アボカドの持ち味を遺憾なく発揮している。
トップセラーは温かいボウルの「ポートベロロード」で12ドル85セント。アボカドがほぼ1個入り、キノコやケール、フムス、玄米、パルメザンの一群と、口の中でとろけ合う感覚は絶妙。タンパク源の鶏肉の代わりに豆腐を選ぶ場合は11ドル85セント。
店内はアボカドのワンポイントが入ったスウェットやTシャツ、アボカドをあしらった白いスニーカーなども販売。アボカドに対する敬愛があふれている。
Avocaderia at Terminal Stores, Chelsea
269 11th Ave.
avocaderia.com
オートミールズ
**お手軽に栄養摂取
忙しいニューヨーカーに**
こちらも世界初を旗印とした、食物繊維たっぷりのオートミールバー、その名も「オートミールズ」だ。ソーホーの落ち着いた通りに立つ。訪れた日は氷点下15度と今年一番の寒さだったが、客足は絶えない。10席ほどある店内は常に満席状態で、持ち帰る通勤途中の客も目立った。
煮詰めておかゆのようになったオートミールに、ドライフルーツなどを加えるメニュー「ホット・オートミール・ボウル」が定番。8オンスで最小のベビーベア、12オンスのママベア、特盛16オンスのパパベアの3サイズある(4ドル75セント〜6ドル50セント)。トッピングは二つまで無料で、三つ目以降は追加料金(25セントから)、ミルクやシナモン、ナツメグなども無料。100種類ほどから選べ、思わず目移りする。
オートミール自体はあっさりした素材本来の味で、その分トッピングの味が際立つ。体が芯から温まる感じがして、かつ健康的な食事だ。他にもオーツを使った自家製のクッキーやマフィン、スコーンなども2、3ドル台で売っている。
OatMeals
120 W. 3rd St.
oatmealsny.com
最多! 定番スポット in NY 最古!
最後はニューヨークに古くからある
世界最◯の名所を歴史とともにご紹介!
世界最多!の巨大駅
マンハッタンきってのターミナル駅・グランドセントラルは、44のプラットホームと67の線路を有する点で世界一の多さを誇る。メーンコンコースの天井に描かれた星座は壮観で何度来てもうっとり見とれてしまう。美しさと利用客の多さなどで共通するとして、2013年に東京駅と「姉妹駅」の提携を結んだ。
なお、駅正面の外壁にはめ込まれている時計はティファニー製で同社として「世界最大」の絢爛豪華さ。
世界最古!まだまだ現役の木製エスカレーター
地下鉄1〜3ラインの34ストリート駅至近のメイシーズにある木製エスカレーターは1902年の開店時から使われ、稼働中のものとしては世界で最も古い。何とも味わい深い。
なお、同店舗は売り場面積が約20万平方メートルとかつて世界最大を誇っていたが、2009年に韓国の百貨店に抜かれた。
Macy’s Herald Square
151 W. 34th St.
l.macys.com/new-york-ny
NY最古⁉ のレストラン 番外編
スタテン島行きフェリー乗り場にほど近いローワーマンハッタンのレストラン「フランシスタバーン」。その歴史は1719年までさかのぼる。市長(当時)の家族の家として建てられ、その後62年に酒場に改築された。当時をしのばせる写真などを展示した博物館も併設し、観光地となっている。大規模な改修を繰り返しているため、「最古と言えない」との声もあるが、米初代大統領ジョージ・ワシントンが常連客だったとの売り文句もあり、一見の価値はありそう。
Fraunces Tavern
54 Pearl St.
frauncestavern.com